イタリア料理といえば、スパゲティやペンネなど、「Pasta(パスタ)」が有名ですが、なんと、イタリアの年間一人当たりのパスタ消費量は、約25kgともいわれ、その種類は、500種類以上もあるそうです。
原料は同じ小麦でありながら、形状や質感が異なるため、パスタはアレンジ次第で様々な料理を作ることができるのが魅力です。そこで今回は、イタリア語やイタリアの家庭料理の講師を務める、マッテオ・インゼオさんにパスタ・カサレッチェを使った絶品メニューを教わりました!
今回使用するパスタは、イタリア南部シチリア州の伝統的なショートパスタ「Casarecce(カサレッチェ)」。珍しいS字カーブの形状のパスタで、溝にソースがよく絡むのが特長です。
今回使用するアイテムは、「ブラウン ハウスホールド」の便利なハンドブレンダー「マルチクイック 5 ヴァリオ ハンドブレンダー」。21段階のダイヤルを搭載し、刃の回転スピードを調節でき、「つぶす」「混ぜる」など、食材を好みの仕上がりに合わせて使えます。
まずフライパンで、玉ねぎをオリーブオイルで炒め、パプリカを加え柔らかくなるまで炒めます。炒め終わったらハンドブレンダーの容器に移し、パルミジャーノ・レッジャーノ、パスタの茹で汁、バジルの葉を数枚ちぎって加え、ハンドブレンダーにかけます。
「イタリア料理では、パプリカをよく使用します。肉詰めにして焼いたり、メイン料理のセコンド・ピアットの副菜『Contorno(コントルノ)』に使用するなど、シンプルな調理法の料理が多いのが特長です」と話すマッテオさん。
このハンドブレンダーがあれば、パプリカなどの野菜や好みの食材を使って、自家製のパスタソースを簡単に作ることができて便利です。野菜を手軽に摂取できるのも嬉しいポイント。
さらに同じフライパンで肉を炒め、肉に火が通ったら、白ワインを香り付けとして入れます。同時にパスタも鍋で茹でましょう。
パスタがal dente(アルデンテ)に茹で上がったら、肉と、ハンドブレンダーにかけたパスタソースと一緒に炒めます。ソースがしっかりパスタに絡むまで混ぜて、完成です!
「僕はハンドブレンダーを活用して、パプリカ以外にもカボチャなどの野菜やキノコを潰し、パスタソースを作っています。簡単かつ美味しくできて重宝しています。自分が好きなパスタを使えば、きっと美味しく仕上がりますよ!」と語るマッテオさん。
パスタは、様々なソースや具材と組み合わせることで、違った楽しみ方をすることができる万能な食材。お気に入りのパスタを見つけて、色々なパスタソースとの組み合わせを試してみるのも楽しそう!
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Matteo Inzeo(マッテオ・インゼオ)さん
1976年生まれ、ラツィオ州ラティーナ出身。ローマ大学日本語・日本文学科卒業。2003年より東京でイタリア語教師として活躍。2005年よりNHK TV、NHKラジオに出演。10月よりNHKラジオ「まいにちイタリア語(応用編)」に出演中。趣味は外国語学習、ファッション、読書、料理などで、空手初段、フィギュアスケート1級。
マッテオ・インゼオ
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ベリタリア イタリア語・文化教室
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