キリン:スプリングバレーのリニューアル、そして17年ぶりのビール新ブランドを決断!
大手の中では最もクラフトビールに注力し、若年世代へのアプローチを強めるキリンだが、注目のニュースは17年ぶりのスタンダードビールの新ブランド投入だ。
ど真ん中の「一番搾り」や「ラガー」等に加わる「キリンビール三本の矢」とあって発表会場も沸き立ったものの、現段階では詳細は明かされずビール好きたちはしばし焦らされる(笑)ことに。先の二枚看板との社内競合も懸念される新ブランドだが、これはむろん、2026年の酒税一本化によるビールの追い風を満帆に受けるべく構築された鉄壁の商品戦略といえる。
スプリングバレーも黙っていない。ビール飲用者のまだ2%弱とされるクラフトビール愛好者だが、伸びしろは存分にあると判断。スプリングバレーでは質の良い苦味を実現し中身とパッケージのリニューアルを実施。3月12日に発売する。
今春リニューアルオープン予定の「スプリングバレーブルワリー東京」。よりフレンドリーな雰囲気に大変身!
またクラフト体験の場としての「スプリングバレーブルワリー東京」もリニューアルオープン。クラフトビール未体験層も気軽に入店できることを目指しての大幅なリニューアルとなり、今春のオープンを予定している。
ほか飛躍的な成長を記録した国産ウイスキー「陸」「富士」を新たな成長エンジンとして育成する意気込みも発表された。