テツ爺こと、昭和のF1メカニックの津川哲夫さんの試乗インプレッション。今回はドイツ・ニュルブルリンク北コースにおいて4WD部門でラップタイム7分40秒748の新記録を樹立した「Audi RS 3 Sedan」です。
このクルマ、ドライブセレクトには「auto」「comfort」「dynamic」「efficiency」「individual」というモードがあるんですが、加えてRSトルクスプリッターを活かした2つのRS専用モードが搭載されています。そのうちの「RS Torque rear」というモード、これはリヤアクスルに配分されるトルクを外輪に100%配分するというやつで、ドリフトを起こしやすくするんですね。なもんで、サーキットなどのクローズドな環境でのみ使用可能、一般道路じゃ絶対使っちゃいけないやつなんです。いくらヤンチャなテツ爺でも、じっと我慢の子。試してみたくてしょうがなかったんですけど、今回は使ってません。
ニュルブルリンクのFF部門で同じく記録を持つホンダのCIVIC TYPE Rとの比較にも言及してます。
コチラはホンダのCIVIC TYPE Rのインプレッションです。あわせてお楽しみください。
津川哲夫(tetsuo tsugawa)
1949年生まれ、東京都出身。1976年に日本初開催となった富士スピードウェイでのF1を観戦。そして、F1メカニックを志し、単身渡英。
1978年にはサーティーズのメカニックとなり、以後数々のチームを渡り歩いた。ベネトン在籍時代の1990年をもってF1メカニックを引退。日本人F1メカニックのパイオニアとして道を切り開いた。
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