フリーズドライ食品(=真空凍結乾燥食品)に命がけなアマノフーズが、またやってくれた! こだわり路線「匠シリーズ」最新作はなんと、煮込み風ハンバーグときた。2食入り1980円という高級バーグの実力やいかに⁉
写真と文/モノ・マガジン編集部
キッチンスタジオはなにやら異様な熱気に満ちていた。これから、何がお披露目されるのか、記者たちの期待が熱気となって室内に発散されていたのだ。
定刻である。アサヒグループ食品コンシューマ事業本部マーケティング二部長・真鍋太郎さんがマイクを握る。心なしか興奮しているように見える。
「みなさん、本日は進化系フリーズドライ新商品、煮込み風ハンバーグをご紹介します!」
この「煮込み風ハンバーグ」が属する「匠シリーズ」はアマノフーズの挑戦的プロジェクトといえ、2015年10月の「チキンカツの玉子とじ」を皮切りに8種類を発売してきた。
9種類目がこの「煮込み風ハンバーグ」である。
真鍋さんは言う。「お湯をかけてすぐできることと、作り立ての美味しさの両立がフリーズドライの生命線。煮込み風ハンバーグはお湯をかけて2分でふっくら柔らかなハンバーグが復元できます!」
おお~! と記者も唸る。そして期待からか、腹も鳴る。では早速調理を……と紹介するほどの手順は、ない。湯をかける。2分待つ。以上、だ。
ただし湯をかけるコツはある。湯を全体に回しかけながら、スプーンでデミグラスソースを溶かしつつバーグにかけてゆくのだ。
いただきます! 藤子不二雄風に言うと、「ん・まーい!」となる。しかも面白い。いや食品に「面白い」という表現は不似合いかも知れないが、フリーズドライ食品には、どこか、見て楽しめるエンタテインメント要素があるように感じる。復活というか、復元というか、そういう楽しさと驚きがある。
ここでMrフリーズドライ登壇!
続いて、43年にわたり同社フリーズドライ食品を手掛けてきた島村雅人さんが登場。割烹屋の主人みたいだ。
「晴れの国・岡山からやってまいりました、島村です!」
まるで往年の劇団ひとりの「茨城から愛車のマークⅡを転がしてやってまいりました春樹です!」みたいなノリのご挨拶だ。だがこれまでに手掛けた商品は約500種類という、Mrフリーズドライ、その人である。
フリーズドライの原理。食品を凍結させ内部の水分を氷に変え、凍らせたまま真空状態で乾燥させる。凍った水分が気体に変化し、食品は水分が抜けスカスカになる。これがフリーズドライの状態。
「煮込み風ハンバーグは商品化まで100回以上の試作を重ねた意欲作。ハンバーグの中心に乾燥部分が残ってしまうことが高いハードルでしたが、それを肉の使用部位、タネの配合、練り方、サイズ、厚みなど調整して克服。またパティとデミグラスソースブロックを二階建てとしてパティ上面を露出させることで、ふっくらやわらかなハンバーグの復元を実現しましたー!」
会場では記者たちの中から「フリーズドライのハンバーグが2個で2000円? 高いよ」という声も聞かれました。確かに高いかも知れません。しかし先に、エンタテイメント性について触れました。これ、楽しいんですよ! 「ちゃんと戻るのかな?」とかワクワクどきどきするんですよ。食事ってそうした楽しさ、必要ですよね。だから敢えてお値段以上の味と楽しさ、と申し添えておきます。
発売日は3月18日。1箱2食入り。販売数量は9000箱。ゼイコミ1980円で、アマノフーズ公式オンラインショップ限定販売品となります。
「フリーズドライ・ハンバーグ、絶対食べたい!」と思ったそこのキミ、今しかないぞ俺たちが食うのは。というわけで「フリーズドライの匠 煮込み風ハンバーグ」は3月18日の発売っっ!
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