SOTO レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)

僕はキャンプが大好きなので、年中やっているが、春のキャンプは虫が嫌いな人にとっては最高の時期。そして、テント泊に慣れていない初心者にもおすすめの季節。朝晩は冷えるので、食材をクーラーボックスに入れておかなくてもすぐに悪くならず、焚き火やシングルバーナーで作る温かいご飯が余計に美味しく感じるから。そんなビギナーにとって使いやすいオススメのシングルバーナーがSOTOのFUSION。こちらの偏愛っぷりを語りたい。
SOTOは、新富士バーナーが作る、キャンプやアウトドアフィールドで使う燃焼器具のブランド名である。ネーミングの由来は、アウトドアを意味する日本語の“外”から来ているのは以前も書いたと思う。工業用バーナーの製造会社として設立し、キャンプギアだけでなく、配管工事等に使うプロパンバーナー、そして、雑草処理に使用する草焼灯油バーナー等も製造・販売している。
2010年に、僕のようなULキャンパーに大人気の「ポケトーチ」が米国の雑誌バックパッカーが選ぶエディターズチョイスを受賞。それから世界中にSOTOブランドの名が知れ渡ったと言っても過言ではない。キャンプ用、登山用などの外で扱う調理用火器類や調理器具類のラインナップは年々増えており、シングルバーナー、フォールディングテーブル、焚き火台、チタン製ポット、チタン製のマグなど。あらゆるギアがあり、WEBサイトを眺めるだけでも楽しい!
また、ファミリーキャンプだけでなく、ソロキャンパーにも嬉しい、軽くて、コンパクトかつデザイン性の高い商品を輩出し続けている。

CB缶が使える分離型シングルバーナー
その中でも、今回のシングルバーナーは、以前から愛用しているフュージョントレックのCB缶が使えるバージョン。CB缶とはカセットボンベのこと
シングルバーナー(またの名をシングルストーブ)には燃料が2種類あり、CB缶、OD缶が多い。他にも自動車用ガソリンやホワイトガソリンなどもあるにはあるが、初心者には少しメンテナンスが難しい。
こちらフュージョンは、マイクロレギュレーターを搭載した分離型ストーブで、連続使用時や低温時のボンベ内の圧力低下に影響されにくく、安定した火力が売り。火が出る口の部分が全炎口型とすり鉢状のバーナーヘッドにより、優れた耐風性能も備わっている。
CB缶は自宅での使用を目的にしているため、低気温での火力はOD缶には敵わない。ところが、ホームセンターに必ず置いてあるので、もっとも燃料を入手しやすいというメリットがある。(※メーカー推奨品は、SOTOの純正CB缶。)うって変わってOD缶はアウトドアショップでしか手に入らないので普段使いには少々手間がかかる。
さらに、マイクロレギュレーターを搭載しているのも特徴だ。これは、ガスの圧力とスプリングの反発力を利用して火力を調整する機能。外気温が下がってきた時に、火力が落ちてくるところを調整、安定的にガスを送り込むことになり、結果、料理がうまく作れる。
どんな鍋でも載せやすい、非常に安定感のある4本ゴトク
もうひとつの特長は、料理用の鍋、クッカー、わりと重めのスキレットなども載ってしまう安定感のある4本のゴトク。ガス缶との距離も離れているため低重心になっていて、石の大きな河原、砂利道の途中など、ふかふかの芝生があるキャンプ場でなくても料理しやすい。
重さもたったの250g。折りたためば手のひらサイズになるので、オートキャンプだけでなく、自転車キャンプツーリングやオートバイのキャンプツーリングにも向いている。
これがあれば、旅先のご当地食材を手に入れて、キャンプ場で美味しい料理を作ることがますます楽しくなってくるに違いない!
レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)
ST-330
価格: | 15500円 |
仕様 | |
【サイズ】 | 幅350×奥行120×高さ90mm(使用時・本体のみ) 幅150×奥行 75×高さ90mm(収納時) |
【ゴトク径】 | 165mm |
【重量】 | 250g(本体のみ) |
【材質】 | バーナー/器具栓つまみ:ステンレス ボンベホルダー/点火スイッチ:樹脂 |
【生産国】 | 日本 |
【発熱量】 | 2.6kW(2,200kcal/h) |
【使用時間】 | 約1.5時間(ST-760を1本使用時) |
【使用燃料】 | 新富士バーナー、SOTO製品専用容器(ボンベ) |
【点火方式】 | 圧電点火方式 |
【付属品】 | 収納ポーチ |
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