そんな伝統が息づく匠の技を継承する江戸組子 建松の2代目、田中孝弘さん。今回はその田中さんの手によって作られた繊細にして美麗な組子細工のさまざまを紹介します。
まず最初は、最近は和室だけでなくマンションの広いリビングの間仕切りやベッドの横の枕屏風に使う人もいるという「四枚屏風」。魔よけの意味もある麻の葉の組子細工と、子孫繁栄の願いを込めた千本格子の組み合わせで、確かに洋室においても違和感がなさそうです。
続いて、4種類の柄の組子で端から端まで埋め尽くされた現代的な「欄間」。幾何学模様のようにも見えるし、エッシャーの絵を思わせるところもあります。横ではなく縦にして、ステンドグラスの代わりに窓枠にはめる人もいるそうです。
そして、立方体の「行灯」は当然どの面も組子細工。あえて紙を貼っていないので、暗い場所で明かりをともすと、組子の陰影が天井、壁、床全面に広がります。
さらにフランス人デザイナーとコラボした「組子のミラー」をはじめ、これまでの組子の世界にはなかった新たな現代組子製品が登場します。
シンプルでナチュラルで美しい組子細工の数々を動画でお楽しみください!
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