「In cucina con Matteo! ~マッテオのキッチン~」! みんなが大好きなお手製「カルボナーラ」!


イタリア料理の講師を務めるマッテオ・インゼオさん。今回は、本場イタリアの「carbonara(カルボナーラ)」を教えてくれました!

イタリア料理の講師を務めるマッテオ・インゼオさんが、簡単にできて美味しいイタリア料理を、毎月1品紹介してくれるこのコーナー! 今回は、ローマを代表するパスタ「carbonara(カルボナーラ)」に挑戦!

卵とチーズが織りなす、カルボナーラのクリーミーな味わいは、何度食べてもまた食べたくなる、クセになる美味しさですよね。

なんと本場ローマでは、週に何度も食べられているそう。そんな絶品カルボナーラのレシピを、マッテオさんに教わりました。

今回使用するパスタは、ショートパスタの一種である「Rigatoni(リガトーニ)」。中心に大きな穴が開いていており、外側に筋状の模様が入っているのが特長で、ソースがよく絡むので、クリームパスタなどによく合います!

こちらは、2013年にI.G.P.認定を受けたグラニャーノ産のクオリティを手軽に楽しめる、イタリアの老舗メーカー「アフェルトラ」のショートパスタです。

16世紀からパスタ作りが行われてきたといわれる、パスタの聖地南イタリアのグラニャーノで作られる、老舗メーカー「アフェルトラ」のショートパスタ。
RIGOLOSA/RIGATONI 価格880円
問EATALY銀座店 ☎03-6280-6581

作り方はとてもシンプル。まず大きめのボウルに卵黄、おろしたチーズを入れ、よくかき混ぜます。パンチェッタをさいころ状に切り、オリーブオイルを適量入れ炒めます。

今回使用するチーズは、羊の乳から作られた「Pecorino Romano(ペコリーノ・ロマーノ)」。独特の風味と旨味があり、塩味が特長のチーズです。

チーズをすりおろすのに使用したのは、マルチツールやナイフで有名な「ビクトリノックス」のグレーター。切れ味に優れているので、チーズを簡単に細かくすり下ろすことができて便利に使えます!

切れ味に優れ、シリコンの滑り止めがついており、安全性にも優れるキッチングレーター。気分が上がる、明るいグリーンカラーがポイントです!
VICTORINOX/キッチングレーター細目 価格2420円 問ビクトリノックス銀座店☎03-5537-5832

塩を加えたお湯でパスタを茹で、アルデンテに茹で上がったら湯切りし、パンチェッタを炒めているフライパンに移し入れます。少量の茹で汁を加え、中火で水分を飛ばします。

その後卵が入ったボウルに入れ、よくかき混ぜます。卵の方をフライパンに入れると、卵が焼けてしまうので注意しましょう!

お皿に盛り付け、こしょう、チーズをふりかければ、完成です!

「僕は濃い味のパスタが食べたくなった時に、カルボナーラを作ります。材料はシンプルで、卵とパンチェッタ、ペコリーノチーズだけ」。

「ローマでは、必ず豚の頬肉を熟成させた『 Guanciale(グアンチャーレ)』を使いますが、日本で手に入らない場合は、豚バラ肉を塩漬けした加工品『Pancetta(パンチェッタ)』が、お勧めです。使用するパスタは、ソースの味がよく絡む、リガトーニやブカティーニが最適です」と、教えてくれたマッテオさん。

「この作り方を応用すれば、トマトを用いた『amatriciana(アマトリチャーナ)』や、パンチェッタとペコリーノで作る『Pasta alla Gricia(ギリシャ風のパスタ)』も、簡単に作れるので試してみて!」とも教えてくれた。

日本にいても美味しく手軽に作れる、本場イタリアのカルボナーラ。作り方に慣れてきたら、アレンジレシピに挑戦してみるのも楽しそうですね!

※毎月2日発売の「モノ・マガジン情報号」で連載開始!
発売中の「モノ・マガジン4月16日号」P 78を、今すぐチェックしよう!

Matteo Inzeo(マッテオ・インゼオ)さん
1976年生まれ、ラツィオ州ラティーナ出身。ローマ大学日本語・日本文学科卒業。2003年より東京でイタリア語教師として活躍。2005年よりNHK TV、NHKラジオに出演。10月よりNHKラジオ「まいにちイタリア語(応用編)」に出演中。趣味は外国語学習、ファッション、読書、料理などで、空手初段、フィギュアスケート1級。

マッテオ・インゼオ
instagram.com/matteoinzeo

ベリタリア イタリア語・文化教室
(電話)03-6416-9308
https://bellitalia.jp.net/it/

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