素早い着脱と細やかな調節を実現。アシックスのBOAフィットシステム搭載ワーキングシューズを徹底解剖！

ファッション性兼備の毎日履ける高機能シューズ

多くのプロの現場仕事で愛用されているアシックスのワーキングシューズ、「ウィンジョブ」シリーズ。“仕事で勝つ”というネーミングもニクいが、クッション性やグリップ性、通気性、屈曲性をはじめアシックスがスポーツシューズで培ってきた技術に、先芯、トゥアップ設計、再帰反射材などの安全性をプラスした快適性能が各現場で好評を得ている。

ワーキングシューズとして用途に応じたバラエティ豊かなラインナップを展開しているが、いずれもJSAA（公益社団法人日本保安用品協会）が定めた安全性や耐久性の認定基準を満たしたプロテクティブスニーカー。JIS規格のいわゆる“安全靴”に比べて使用する素材に自由度があり、デザイン性や軽量化の点でメリットがあるJSAA規格の利点を最大限に活かしている。　

そんなアシックス「ウィンジョブ」シリーズのなかで一番人気なのがBOAモデルだ。スノースポーツやサイクリング、アスレチック、ワークウエアなど幅広いカテゴリで採用されている米国・BOA社が開発したBOAフィットシステムを搭載し、なにかと面倒なシューズ着脱時のすばやいフットワークをサポート。ダイヤルを回すことでワイヤーの締め付け具合をスムーズに、かつ自由自在に調節できるので、すぐれたフィット感が得られ、アシックスが目指す快適性を最大限に引き出すことができるというわけだ。　

これがBOAフィットシステムだ！

ダイヤルを押し込み緩んだワイヤーを巻き取るモードにした後、ダイヤルを回して緩んだワイヤーをすばやく巻き取り足にフィットさせる。ダイヤルを引くとワイヤーを簡単に緩められる。

ウィンジョブ最新モデルはサイドマウントBOAダイヤル搭載CP219 BOA

今シーズンには、BOAダイヤルの位置を従来のシュータンからサイドへと変更した国内のワーキングシューズとしては初となるサイドマウントダイヤルモデルが登場した。足を屈曲させるときの甲への当たりも軽減され、よりスムーズな屈曲性を実現しているが、なによりもダイヤル位置がサイドになったことで調節作業がよりしやすくなった。なんなら、左右のシューズのフィット感を両手で同時に調節できてしまうくらいだ。かなり実用性の高いマイナーチェンジといえる。足囲はマーケット主流の３E相当ではなく、日本人に多いとされる２E相当で設計されている。フィット感の点では「ウィンジョブ」とBOAフィットシステムのコラボによる現時点でのひとつの完成形といっていいだろう。　

▼国内ワーキングシューズ初！サイドマウントBOAダイヤル搭載
サイドマウントダイヤルと2E相当のウイズの組み合わせで、フィット感を追求した最新モデル。スポーツシューズの技術に安全性を加えた快適設計だ。

調節動作のスピーディ化と、よりしっかり締まることでフィット性を向上させるため、BOAダイヤルの位置をこれまでのシュータンからサイドへ変更した。

アウターソールは耐滑性、耐油性、耐摩耗性に優れたCPグリップソールを採用。滑りやすい床面でもしっかりとグリップ。

つま先部分にはガラス繊維強化樹脂製の軽量先芯を搭載し、ワーキングシューズに求められる安全性と軽量性を両立。つま先部分にはガラス繊維強化樹脂製の軽量先芯を搭載し、ワーキングシューズに求められる安全性と軽量性を両立。

ミッドソールにはスポーツシューズにも使われているFLYTEFOAMを採用。軽量性とクッション性にすぐれ、足への負担を軽減してくれる。

今回は最新作の「CP219 BOA」を筆頭にアシックス「ウィンジョブ」BOAシリーズを紹介しているが、ワーキングシューズとは思えないファッション性の高さに頷いた人も少なくないだろう。ON･OFFを問わずに気兼ねなく履けるシューズを一足もっているとなにかと便利。そう、ワーキングシューズとしての高い機能性に、通勤やタウンユースでも使えるデザイン性を兼ね備えた「ウィンジョブ」は、普段使いで毎日ガンガン履き倒したくなる万能シューズなのだ。