通勤、通学、お買い物、街乗り、キャンプツーリング、公園ライドができるグラベルロードという自転車
Cannondale Topstone 2
サステナブルやSDGsという言葉が流行るはるか前から持続可能な乗り物が自転車である。その中でも、ここ最近アメリカ市場を賑わせているのがグラベルロードという新ジャンル。今年は自転車ブランドのキャノンデールがこのグラベルロードをテーマにしたツーリングを推している。その中でもコストパフォーマンスの高いアルミ素材フレームTopstone2の偏愛っぷりを語りたい。
タイヤはこのようにロードバイクより太めで凸凹のついたグラベルタイヤ
私はTopstone2を愛している。なぜこれほどまで惚れ込んだのか?
新型コロナウイルス感染拡大が続いてるなか、自転車が売れに売れているという話は以前もしたと思う。これは電車やバスで通勤していた人が定額給付金の10万円でクロスバイクを買ったことが少なからず影響しているのだそう。
さらにスピードを求める人や長距離乗りたい人がロードバイクにステップアップしているのだが、アウトドアな遊びもやってみたいという人にオススメしたいのが、この「グラベルロード」という自転車だ。
グラベルは英語でGravel、砂利という意味。Roadは文字通り道。少々の砂利道でも走破してしまう、クルマでいうSUVのような存在だ。ホイールはロードバイクと同じ700cだが、ブロックパターンで凸凹の太いタイヤを履いているので公園、河原、キャンプ場などの砂利道でも安心して乗れる。都内の246青山通りの三宿らへんは荒れている舗装路や浮き砂利が多いので、ビギナーの街乗りにもいい。
こちらはGRXというグラベルロード専用のギア変速機(リアディレーラー)。グラベル専用のタフな造り。またギア比が絶妙にいい!
グラベルロードはトレイル専用のMTB(マウンテンバイク)とは比べ物にならないほど舗装路で速く走れる。ハンドルがドロップハンドルという羊の角のようなポジションが取れるので前傾姿勢を取ればミサイルのごとく。
自分の脚さえ鍛え抜けばロードバイクと同じスピード域まで出せる。
それだけでなく、リアスプロケットが大きいので、坂道でもシャカシャカ軽い。延々と続く山道や荷物を積載したときを考えているので、体力に自身がない人にも安心。
六本木の交差点でヒーコラ言うこともなくなるほど通勤向きだ。
フレームにたくさんのネジが付いているのはボトルケージ(サイクルボトルがつけられる受け)があるだけでなく、ボルトがあればアンダーチューブバッグ(工具入れ)などが固定できていい。
リアにもダボ穴(ネジ穴)があるので、後付けてリアキャリアを搭載することもできる。そこにパニアバッグという自転車専用のバッグを装着すれば、お買い物スペシャルとして積載できる自転車に。
ハンドルの幅も広めなのでフロントバッグ、フロントラック、バスケットなども付けられる拡張性もある。これはキャンプツーリングでもアウトドアギアを多めに積めるということ。
モデル名のTopstoneという文字がここにある。
レインボートラウトという紫にラメが入ったカラーはモードやスーツに合わせるとオシャレ
アルミ素材のフレームが個人的に好み。固いので、キャンプ道具を満載にしたときのカッチリ感がいい。また、完成車でも値段がそれほど高くないからお財布にもやさしい。
さらに、私はキャンプ道具もアルミ製品が多いので、メンテナンスもラクなのだ。軽い泥汚れならペグ、テントポールと一緒にフレームもサッと拭ける。
サドルはイギリスのサイクルブランドfabric社のもの。長距離乗ってもお尻が痛くならず、シェイプされたフォルムのためペダリングしやすい。
ロードバイクに比べて幅広のハンドルはフロントバッグを付ける余裕が生まれる。また、荒れた未舗装路でもコントロールしやすい。
大きめのディスクブレーキは制動力が高い
また、グラベルロードというジャンルはディスクブレーキが標準で搭載されている。砂利道でもしっかり止まり、初心者にも安心。
クロスバイクはVブレーキのため雨の日には制動力が落ちてしまうし、サイドプルブレーキのロードバイクだとそもそも効きが強くない。
キャンプ道具を満載にすると体重にプラスして10kg以上重量が増えるので、坂道でもキッチリ止まる性能は必要不可欠だ。
ブレーキ性能が良いと海まで降りる坂道も安心
※1番上の写真はキャンプツーリングを想定したイメージでバッグなどは別売です。
cannondale Topstone2
価格 19万2500円
カラー レインボートラウト
サイズ XS,SM,MD,LG
変速 2×10=20段
素材 アルミ(フロントフォークはカーボン)
タイヤ 700c(ロードバイクと同じサイズ)
問:お問い合わせフォーム https://cannondale.zendesk.com/hc/ja/requests/new
ホームページ:https://www.cannondale.com/