ザ・ビートルズ日本デビュー60周年！　なんともメデタイ令和6年の夏に、ビートルズがジグソーパズルになっちゃった、というおはなしです。

ビートルズのレコードはそのジャケットすら、飾るにふさわしいアート作品である。ビートルズは音楽スタイル、プロダクション、そして商品としてのジャケットをも、作品にしたのだ。そのビートルズの日本デビュー60周年にあたる今年は、音源、ドキュメンタリー、アパレル、書籍などさまざまジャンルで「新製品」が登場しているが、こちらはちょっと意外!?　というべきモノ。ジグソーパズルである。

既述のように、ビートルズのアルバムジャケットはその後の、特にロック分野における「アルバムアート」の先駆けだったわけだが、このアートワークをモチーフにジグソーパズル化したものだ。製品化したのはパズル専業メーカーの「アップルワン」。

「アップルワン」だと!?

脊髄反射的に、ビートルズ、アップルレコードとの親和性を感じてしまったので、同社の南達郎社長にいろいろと質問をぶつけてみることにした。

モノ・マガジン（以下モノマガ）／今回ビートルズジグソーパズルを２サイズ、７タイプで展開する理由は何ですか？

アップルワン南社長（以下、南社長）／ジグソーパズルの作る楽しみと飾る楽しみをより多くの人に届けたいという思いから、パズルライトユーザーや普段パズルをやらない層への訴求を考え、雑貨売り場などでも展開できる120ピースminiパズルと、完成へのハードルがさほど高くない300ピースでの商品化を企画しました。

モノマガ／商品化したアルバムの選択理由は？

南社長／ザ・ビートルズのコアなファンのみならず、最近聞き始めた若年層のファンにも気に入った絵柄を見つけてもらえるように、グッズなどでも人気の高いジャケットを中心に選定しました。

モノマガ／ジグソーパズル化するにあたり、絵柄との相関ほか工夫した造りのポイントなどありますか？

南社長／miniパズルについては、ジャケットをそのままパズルにするのではなく、おしゃれに飾れるミニポスターのようなデザインを心掛けました。120Pの「HELP！」は、敢えてジャケットデザインではなく、映画『ヘルプ!4人はアイドル』のビジュアルから選びました。同じく120Pの「THE BEATLES 1」は、アルバムのアートワークを背景に収録曲のタイトルロゴを組み合わせたオリジナルデザインにしたことでひと際印象に残るデザインになったと思います。

300Pのパッケージデザインは、レトロデザインを意識したレコードジャケットを模したことで、雑貨売り場でのアイキャッチを狙いました。

仕上がりサイズ36×26㎝の「300ピース」2種。写真のような微細な表現が可能な「高精細印刷」を採用。価格各2200円。（左、上）「ABBEY ROAD」、右「THE BEATLES JACKET COLLECTION」（右、下）。

モノマガ／事前の受注などの反響で、人気の高い絵柄はどれですか

南社長／120Pの「THE BEATLES 1」です。

モノマガ／今後よりピースの多いパズルを展開する予定はありますか

南社長／反響次第では、パズルのヘビーユーザー向け商品も考えて行きたいです。

モノマガ／御社は1989年創業の社名「アップルワン」ですが、まさかアップルレコードへのリスペクトからの命名、ということはありませんよね？

南社長／弊社の創業者が団塊世代でザ・ビートルズブームど真ん中に青春時代を送ったこともあり、そういう気持ちもあったかもしれません。偶然かも知れませんが、リンゴつながりで嬉しいですね。 

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久しぶりにジグソーパズル組んでみた！

ポストカードサイズと聞いて「ちょろいだろ」と思ったので、やってみました、イエローサブマリン。で、ポストカードサイズで120ピースって思いのほか１ピースが小さくて、正直言って「ナメてました」とお詫び。組み上がるのに50分もかかりました。YOUTUBEとかニコ動でだらだら流したら「あ～そこじゃないって！」ってカキコ入りそうです。真っ赤っ赤なジャケットの「ビートルズ1」だったら……300ピースだったら……「血反吐を履きながら続けるマラソンのよう」ですね。しかしながら、完成時のカタルシスは相当なもんです。脳トレにもどうぞ！

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商品展開としてはポストカードサイズの「120ピースminiパズル」が全5種で、価格はそれぞれ880円（税込）。仕上がりサイズが38×２６センチの「300ピース」が2種類で価格は各2200円（税込）となる。

ちなみに本製品が抽選で当たるプレゼントキャンペーンを7月11日23：59まで実施中。応募方法など詳しくは、アップルワン公式Xにて確認だ。

ちなみにちなみに、せっかくなのでアップルワンのロングセラーとベストセラーを聞いてみた。

【ロングセラー】