1/1000スケールに愛をこめて……『ヤマトよ永遠に REBEL3199』BANDAI SPIRITSの最新プラモにズームイン!


最新の解釈でリファインされたデザインを精密なディテールと造形で再現する『宇宙戦艦ヤマト』プラモデルシリーズ。最新作の『ヤマトよ永遠に REBEL3199』に登場するヤマトをはじめとする新たな戦艦も公開にあわせて発進準備中だ。

文/斉藤直樹

最新のヤマトシリーズはバリエーションを楽しもう

1974年にテレビアニメ第1作が放映され、1973年の映画完結編まで人気を博したオリジナル版の『宇宙戦艦ヤマト』。そして、2012年の『宇宙戦艦ヤマト 2199』から現在に続くリメイク版もオリジナルの世界観やメカデザインの味わいを継承しながら、ビジュアル・デザイン・SF要素などを最新の解釈と技術で再構築した、新旧ファンがともに楽しめるアニメとなっている。そのなかでも人気なのが、ヤマトをはじめとする魅力的なメカニックの数々だ。

リメイク版のメカニックはミリタリー的な解釈が取り入れられており、ヤマトも戦いを重ねるごとに改修。作品ごとにフォルムや細部が変わってきているが、11月にバンダイスピリッツが発売する『ヤマトよ永遠に REBEL3199』のヤマトも劇中で3度目の改修が加えられていることから、半分近いパーツをアップデート。全幅も広くなり、エンジン部分が絞り込まれるなど、旧キットとの差別化が図られている。ほかにもバンダイが得意とするパーツの色分け技術によって、ヤマトは船体上部・船体下部・甲板が色分けされており、そのまま組み立ててもリアルな仕上がりが可能。そして、前作の『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』に登場した地球防衛軍ドレッドノート改級補給母艦アスカは、新たに“アスカ級”となり強襲揚陸艦型を含む7隻が登場。艦首やインテークの色パーツが3種類付いてくるので、その選択とデカールでバリエーションを変えることもできるのだ。

発光ギミックを追加できるLEDパーツを別売にしたことで、より買いやすい値段になったこともうれしいポイント。ならば、組み立てにチャレンジして最新のヤマトの勇姿を楽しんでみてはいかがだろう?

BANDAI SPIRITS
1/1000 地球防衛軍アスカ級補給母艦/強襲揚陸艦 DX

価格5500円
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』に登場したドレッドノート改級補給母艦アスカが、今作ではアスカ級補給母艦の制式名で量産化。劇中には補給母艦型と強襲揚陸艦型の計7隻が登場するが、本商品においては艦首やノズル部分のパーツにオレンジ・イエロー・グレーの三色が用意され、それと艦名デカールを組み合わせることで好みの艦を組み立てることができる。

デカールはグレー主体のロービジビリティマーキングカラーで、あえて遠くから見えにくくして作戦行動に支障が出ないようにするという、実際の軍用艦のようなリアリティ重視のこだわりが込められている。

BANDAI SPIRITS
1/1000 宇宙戦艦ヤマト3199(第3次改装型:参戦章叙勲式典記念塗装)

価格6050円
前作の『2202』版から半分近いパーツを新規にアップデートして、最新のフォルムである第3次改装型を再現。全幅が増した船体や絞り込まれるようなラインとなったエンジンノズル、突き出るような艦首などスタイリッシュさが増したデザインを見事に立体化している。船体の上下は色パーツで分けられており、喫水線ラインは無塗装でもOK。艦首からエンジンノズルへと至る船体のラインが流れるように繋がる、グラマラスなスタイリングも第3次改装型ヤマトの魅力のひとつ。主砲の台座パーツも新造されており、より劇中の設定に近いリアリティの増したキットとなっている。また、付属デカールで式典記念仕様にすることも可能だ。

BANDAI SPIRITSお客様相談センター ☎0570-078-001

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会

  • モノ・マガジン&モノ・マガジンWEB編集長。 1970年生まれ。日本おもちゃ大賞審査員。バイク遍歴とかオーディオ遍歴とか書いてくと大変なことになるので割愛。昭和の団地好き。好きなバンドはイエローマジックオーケストラとグラスバレー。好きな映画は『1999年の夏休み』。WEB同様、モノ・マガジン編集部が日々更新しているFacebook記事も、シェア、いいね!をお願いします。@monomagazine1982 でみつけてね!

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