ロンドンから地球史上最大級の陸上動物、全長約37メートルの竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本が初来日! さらに、竜脚類以外の恐竜や古代~現代のさまざまな巨大生物の標本が大集合! 恐竜の進化と繁栄の歴史をたどる、この夏必見の展覧会を見逃すな!
文/モノ・マガジン編集部
少なくとも6体のパタゴティタン・マヨルムが、お互いに近い産地で発見されていることから、群れで生活していた可能性があると考えられている。復元画:月本佳代美
パタゴティタン・マヨルムとは?
2010年にアルゼンチン・パタゴニア地方の約1億100万年前の地層から発見された。前期白亜紀の竜脚類の仲間・ティタノサウルス類で全長は約37メートル、体重は約57トン! パタゴティタンとは「パタゴニアの巨人」という意味。
パタゴティタン・マヨルム
日本初公開!巨大恐竜の全貌‼
人はなぜ恐竜に惹かれるのか? 我々の想像を超える奇妙な姿・形、そして圧倒される巨大な体、しかもそんな生き物が実際に存在していたなんて……惚れてまうやろ! そんな恐竜の中でも大きな体に進化したのが、世界最大級の竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」だ。全長はなんと約37メートルにも達する。パタゴティタンの特長は歯が細くて櫛のようなこと。歯がものをすりつぶす形状でないため、あまり噛まずに食物を飲み込んでいたと考えられる。噛まなくてよいので、筋肉が発達せず、頭が小さくなった。頭が小さいので長い首を持つことが可能となり、広範囲の植物をあまり動き回らずに食べることができたそうだ。そのため、体がどんどん巨大化していったという。
どこか愛嬌あるパタゴティタン・マヨルム。復元画:月本佳代美
『巨大恐竜展 2024』では、パタゴティタン・マヨルムの全身復元骨格標本を日本初公開で展示している。足元や腹部の真下など間近で見ることが可能なので、その大きさ、迫力を肌で感じることができる。また、展覧会では巨大恐竜のほか、マンモスやアンモナイト、クジラなど巨大化した生物も紹介、さらにインタラクティブ(体験型)展示やまるで生きているような動きをする恐竜ロボットの展示などがあり、楽しく、そしてリアルに巨大世物の世界を学ぶことができるのだ。キミも巨大恐竜に会いに来ないか⁉
巨大恐竜展 2024開催中!! 2024年7月13日(土)~9月13日(金)
パシフィコ横浜 展示ホールA(神奈川・横浜)にて「巨大恐竜展 2024」が開催中。本展は、ロンドンの大英自然史博物館の国際巡回展で、横浜での開催が記念すべき第一会場目となる。日本初上陸となる「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本を見逃すな!
★巨大恐竜展 2024 ☎050-5541-8600
福井県立恐竜博物館監修、福井県立大学恐竜学研究所のもと、竜脚類以外の恐竜や恐竜以外の古生物や現生の哺乳類などさまざまな生物の標本も各地から集結! 生物の進化と繁栄の歴史をたどる。
魚竜類の中でも最大級とされるショニサウルスの頭骨。細長い鼻先には歯がなく、獲物を吸い込んで捕食していたという説もある。 ショニサウルス 北九州市立自然史・歴史博物館
ディプロドクス
ディプロドクスは後期ジュラ紀のアメリカに生息していた大型の竜脚類。エンピツのような鋭い歯を持っている。
ティラノサウス
ティラノサウルスは20体以上の骨格が発掘されており、それぞれニックネームがつけられており、この骨格はワイレックスと呼ばれている。
恐竜グッズが盛りだくさん
会場内では恐竜グッズがズラリと並んだ特設ショップがオープン。恐竜フィギュアやぬいぐるみの他、コラボグッズやオリジナルグッズも多数用意されている。またオリジナルカフェがあり、「パタゴティタンドッグ」など展覧会にちなんだオリジナルメニューも登場!
海洋堂高知とコラボしたカプセルトイ。1回500円(税込み)
全長61㎝の巨大「パタゴティタンぬいぐるみ」価格3520円(税込み)
海洋堂高知とコラボした「パタゴティタン・マヨルムの骨格レリーフ」価格4950円(税込み)
「巨大恐竜展 2024」
☎050-5541-8600(ハローダイヤル 受付時間9:00~20:00年中無休)
モノ・マガジン2024年8月16日、9月2日合併号「超・恐竜の力」は、書店、コンビニ、オンラインで絶賛発売中。モノ・マガジン公式オンラインストアでもお求めいただけます。オススメ!