思い出深いマシンやあこがれのモデルをこの手にできるのがミニチュアモデルの魅力。青島文化教材社のSKYNETブランドから発売される1/12スケールの完成品バイクは、そうしたファンの願いを実現してくれるコストパフォーマンスに優れた逸品だ。
ニンジャの愛称で親しまれたバイクがリーズナブルな完成モデルで登場!
精巧に作られたディスプレイモデルをじっくりと眺め、そのスタイルやメカニズム、そして本物の活躍シーンに思いをはせるのはぜいたくな時間だ。カラーやバリエーションの異なるマシンを複数台並べて鑑賞するなど、本物では少々難しいシチュエーションも手軽に楽しめる。しかし、組み立て式のプラスチックモデルの場合、組み立てに時間がかかり、出来ばえも製作者の技量に左右されてしまうという難点があるのも事実。その点、完成モデルは高クオリティの製品が入手できるメリットがあるものの、少々値段が張るケースも多い。だが、模型メーカーのアオシマ(青島文化教材社)が展開するSKYNETブランドの新製品「KAWASAKI GPZ900R」は、鑑賞用として申しぶんない仕上がりを確保しつつ販売価格が抑えられ、コスト面からも歓迎できる製品となっている。
実車GPZ900Rは、カワサキ(川崎重工業)が1983年に発表し、翌年から北米で市販が開始されたスポーツツアラーバイク。海外市場を意識して「Ninja(ニンジャ)」のペットネームが与えられ、以降GPZ900Rはニンジャシリーズの代表格として北米はもとより世界的に知られることになる。ダイヤモンドフレーム式の車体に新開発の水冷式DOHC4気筒エンジンが搭載され、空力特性を重視したフルカウルを組み合わせたGPZ900Rは狙いどおりの性能を発揮。生産を終了する2003年まで、実に20年にわたって人気を保ち続けた。
今年5月に発売が予定されているSKYNETの完成品バイクGPZ900R“ニンジャ”は、バイクモデルではポピュラーな1/12スケールを採用。全長約18cmの車体に、鋭利さとなだらかな曲面を組み合わせた特徴的なボディカウルをはじめ、カウルから露出するエンジンやマフラー、そしてタイヤ&ホイールにブレーキなども実車に忠実に再現されている。これほどの完成度を誇りながら、販売価格が2970円というのも驚き。カラーバリエーションも3タイプが用意されているため、好きなカラーをチョイスしたり、あるいは全ラインナップを一堂にそろえたりなど、気分や予算に応じた選択が可能だ。まだまだ世の中が落ちつかずストレスも抱えやすい昨今、名車と呼ばれたバイクを眺めつつ、自宅でリラックスするのはいかがだろう。
エンジンを見せることも狙ったカウルの造形や精密なエンジン、ブレーキディスクやタイヤなど見どころはたくさん。フレームやタンクはダイキャスト(金属)製で、重量感を高めている。ステアリングとサスペンションが可動するのもポイントだ。
カワサキ製オートバイのイメージカラーであるライムグリーンに加え、レッド&グレー、ブラック&ゴールドの2カラーも販売される。ニンジャのファンは全バリエーション購入という誘惑にかられる?
1/12完成品バイクKAWASAKI GPZ900R
スケール:1/12
価格:各2970円
全長:約180mm
カラー:ライムグリーン、赤/灰、黒/金
ディスプレイ台座付き
2021年5月発売予定
写真提供:青島文化教材社
AOSHIMA:http://www.aoshima-bk.co.jp/
製品紹介ページ:http://www.aoshima-bk.co.jp/product/