ビジネス用バックパックが自転車用パニアバッグに早変わり! ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑103

THULE(スーリー) Paramount Hybrid Pannier 26L

通勤で自転車移動をしている人にとって、荷物を運ぶための大きなバッグパックは必須アイテム。ところが、PCやタブレット、ガジェット類を充電するための電源やモバイルバッテリー、仕事の資料や書籍、汗を拭くためのタオル、日焼け止めや歯磨きセットが入った身支度セット。これだけでもかなりの重さ。背中にあると、どうしても肩が疲れるし、背面のジャケットの下が汗でびっしょりなんてことも……。そんな時にいいのが、自転車用のパニアバッグやサイドバッグ。ビジネスでも自転車でも最適な美しいバッグがTHULEのParamount Hybrid Pannier 26L。今回はこちらの偏愛っぷりを語りたい!

私は、THULE(スーリー)のParamount Hybrid Pannier 26L(パラマウント ハイブリッド パニア 26リットル)を愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

THULEは1942年、Erik Thulin氏により北欧スウェーデンのヒラーストープで創業。当初は、カワカマスという魚を捕るための漁師道具などの金属製品を加工販売していたが、1950年代から60年代にかけて自動車が普及し始めると、持ち前の金属加工技術を活かし、カーキャリア製品(スキーラックやルーフバスケットなど)を発売。

スキー、スノボ、サーフィンなどのアウトドアレジャーアイテムを積載するためのキャリアを開発

1970年代から1990年代初頭になると、スキー、スノーボード、サーフィン等のレジャー産業の発達とともに、それらのキャリアを次々と開発し、一気に拡大。ヨーロッパ、北米進出を成功させた。じつは、上の画像のように僕が普段使っている自転車キャリアもTHULEのモノである。(自動車用のヒッチメンバーに装着するタイプ)

数多ある製品の中でも、THULEは機能性とルックスの美しさを両立させている点でも他社製品とは一線を画す。開発者が3DCADでテクニカルソリューションを作成し、性能をシミュレーションし、早い段階から答えを導き出してからプロトタイプを生む。それらを何度もテストし、スタッフ同士でアイデアを出し合って、徹底的に意見交換。ここ最近は、最新鋭の機器と試験設備を備えたTHULEテストセンターをヒラーストープに建設し、独自のテストプログラムを編み出した。そこで、耐久テスト、気候・環境などのシチュエーションテストの後、実際のフィールドで安全性の確認を実施。厳格なアプローチを取ってきたのが製品の品質に繋がっているのである。(引用元:THULE

2010年に入ると、それらのキャリアと同じように厳しいテストを経て、運ぶという基本理念をそのままにバックパック、ラゲッジ、キッズ用品へ参入。ブランドコンセプトの「Bring your life」は、きっと僕らの人生の重要なモノたち(情熱も夢も)を丁寧に運んでくれるという意味が込められている。

自転車用パニアバッグとバックパックのハイブリッド仕様!

今回のパラマウントシリーズは、街にも映えるスタイリッシュなルックスでありながら、容量が大きくて、背負い易いのが特長。それだけでなく、こちらのパニアタイプは、背面のショルダーストラップを裏返すことで、なんと自転車用パニアバッグに早変わり!

自転車用のキャリアさえあれば、簡単に装着できる。夏場はバックパックだと背中に汗をかいてしまうので、このシステムはありがたい。バックパネルのジッパーを外して、裏返しにしてから再度ジッパーで装着するだけというのも面白い。ひとつ二役のスマートなバッグなのだ。

ストラップを取り外したり、背面に収納したりする物はあったが、こういったシステムはおそらく初めてだ。パニアバッグとして使う際にバッグ自体の形が安定するよう硬い芯材が入っているので、荷物が重くても自転車のキャリアにガッツリ固定できる。ライドの時も安心だ。

フックの部分も外れないようにカチッと留められ、少々太めのキャリアにも掛けられる。縦に大きいキャリアの場合は、下部に引っ掛ける用のストラップもある。

1番上の画像にあるとおり、ドイツの折りたたみ小径自転車birdy(バーディーといって、もともとはBD-1という名前だった)には前後キャリアが付属しているので、フロントキャリアにカチッと装着可能。右側にも付けられるが、日本は左側通行なので、左側にバッグがあると安心だ。

本体自体も雨に耐えられるよう撥水性のある生地だが、大雨や近年増えているゲリラ豪雨に対応できるようレインカバーも付属。こちらは、昼間だとグレーに見えるが、全面リフレクターなので、夜間の視認性も高い。またバッグの両側面にも細いリフレクターがあるのでレインカバーが無くても暗い車道で安心安全。

パラマウントシリーズは、PCのスリーブが付いているのでビジネス用としても優秀。26リットルあるので、1日の出張くらいであれば必要十分。仕事で福岡に行った時には自転車も飛行機輪行して持っていったので、自宅から空港まではパニアバッグ、空港内ではバックパック、福岡市内はパニアバッグと大活躍だった。なによりTHULEのお家芸でもあるデザイン性の高いフォルムは今回のようなジャケット、パンツスタイルにもマッチするところもオススメな点。

自転車通勤、出張、自転車ツーリング、日常のお買い物など幅広い場面でクオリティ・オブ・自転車ライフが急上昇!

Thule Paramount Hybrid Pannier 26L

価格:3万9380円
スペック
サイズ:31.5 × 28 × 51.5 cm
重さ:1.8 kg
容量:26L
カラー:Black(着用カラー)、
Soft Green、
Nutria
取り付けられるリアキャリアのパイプ径:8~16㎜対応

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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