沖縄のクラフトビールといえばオリオンビールだ! ビール党にはもちろん、今や一般的な知名度も上々。OKINAWA、夏、ビールと、瞬時に連想できるワクワク感満載のコンテンツ。猛暑の中攻略してみました!
写真、文/モノ・マガジン編集部
いつのまにか種類が豊富に!
カラフルパッケージにも萌え♥
自分が始めてオリオンビールの存在を知ったのは、今からもう30年以上前、沖縄県の下地島空港にパイロットの自社養成訓練の取材に行ったときだった。取材後、食事に行くと見慣れぬ瓶ビールが出てきた。赤い★が3つとその下にOrion のロゴが。
「このビール何ですか?」と聞くと、「オリオンビールさ、沖縄でつくってるのさ」と、板長さんの答え。へーっ、て感じで飲んでみると、何だろう、沖縄のギラギラ太陽と海の景色を浴びたせいか、やけにウマい。この感じ、ないちゃー(本土からきた人)の自分は経験したことのないスッキリ感だった。そしてまた沖縄の美味しいフード(特にグルクンの唐揚げのウマさは未だに忘れられない)との相性もバッチリ。そこでこの夏、久しぶりにオリオンビール三昧してみたいとホームページをのぞくと……。
左から「オリオン コーラルブルー」(215円前後)、「75BEERAMERICAN PALE ALE 」<限定醸造>(296円前後)、「natura そのままシークヮーサー 」(206円前後)、「WATTA ハスカップ&グァバ」(177円前後)、「75BEER IPA 」(296円前後)、「オリオン ティーダレッド 」(215円前後)。※オープン価格( )内は税込実勢価格
あれーっ、こんなに種類が増えてる。
サワーまであるじゃない!
オリオンビールのホームページを見ると、なんと、いつのまにかこんなにラインナップが豊富になっていたんですね、失礼いたしました。カワイイT シャツなどオリジナルグッズまで作られていて、ちょっと目を離したスキにとっても楽しいビアブランドになっているではないですか! 目を離した反省も踏まえて、この夏はオレたちのオリオンビール祭りだ! 目についたモノ6点を入手し、次々飲んでいきました。
まずはビール2タイプを飲んでみた。
ウマいは当たり前、そして……。
まずはビールのなかから「75BEER AMERICAN PALE ALE 」と「75BEER IPA 」をチョイス。前者はトップの集合写真で特長を記した面を掲載したが、豊かな香りが特長でビールらしい苦味もほどよく感じられる。ペールエールのなかでも香りの高いアメリカ産ホップのみを贅沢に使用している。後者は地元名護の醸造家が素材にこだわり作り上げたクラフトビール。パンチのある苦味とさわやかなホップの香りが、飲むほどにクセになる。私物で所有していたオリオンビールのグラスに、琥珀色が映え飲む前から喉が鳴るお姿。
「75BEER AMERICAN PALE ALE 」(限定醸造)。甘さをおさえて豊かな香り。
「75BEER IPA 」は名護産シークヮーサーを使用し、さわやかな柑橘の香りを足している。
夏のくつろぎを演出してくれた
缶チューハイ・サワー系も推し
オリオンビールの缶チューハイ・サワー系商品は“夏の王国”らしいキャッチやパッケージデザインが楽しい。「natura そのままシークヮーサー 」は沖縄県産シークヮーサーのストレート果汁を使ったリアルな風味が楽しめ、「WATTA ハスカップ&グァバ」は北海道産のハスカップと沖縄のグァバを使った、「どさんこしまんちゅプロジェクト」のコラボ商品。北と南の名産品をお酒に落とし込んで日本中を元気にしてくれる。缶チューハイ・サワー系は氷を入れてゆっくり楽しむ派の私は、前者をハワイのミュージシャン、セシリオ&カポノのレコードを聴きながら、後者は白洲次郎と鶴川にある武相荘で過ごした日々を綴った白洲正子のエッセイを読みながらいただきました。イイ夏を過ごせました……。
「natura そのままシークヮーサー 」(左)、「WATTA ハスカップ&グァバ」(右)。グラスに注いだときの色味が“夏”を盛り上げてくれる。
カラフルな色味で夏気分が高まる
ゴキゲン発泡酒で沖縄を感じる
さて最後に飲んだのはオリオンビールのカラフルな発泡酒系から2種。「オリオン ティーダ―レッド」の鮮やかな赤は沖縄産ハイビスカスエキスが醸し出す色。トロピカルフルーツのような香りとすっきりとした味わい、「オリオン コーラルブルー」の透き通った青は沖縄県産バラフライピー由来エキスから。ミントのような清涼感のある香りとこちらもすっきりクリアな味わいが印象的。ベトナムで氷を入れて飲むスタイルのビアホイを思い出してチャレンジしてみたが、台風襲来の蒸し暑い日だったからか、これが意外とイケました。ぜひご参考に!
「オリオン ティーダ―レッド」と「オリオン コーラルブルー」は、そのカラフルな色味が真骨頂。人気商品となっている。氷を入れてもいいかも、と思い立ち、ベトナムの“ビアホイ”風で楽しむのもアリ。