10月28日から期間数量限定で販売されるベルギービールを代表するヒューガルデンの「グリーンアップル」。その名の通り、新感覚のフルーツビールと言える存在で、さすがに、液色がグリーンなわけではない(笑)が、パッケージはグリーンでコーディネートしている。この新奇なビールの果たす役割を探る。
写真と文/モノ・マガジン編集部
10月9日、渋谷でその発表会が行われた。登壇したのはヒューガルデンのマーケティングを担当する平松直子さん。「ジョッキだと5杯くらいしか飲めないんです」とゴケンソンだが、早い話がビール大好き人間である。
「この春にパッケージをリニューアル。王道のホワイト、ノンアル、そしてロゼを展開してきましたが、これに加え、今回グリーンアップルを期間数量限定として投入します!」
ヒューガルデン グリーンアップル
ヒューガルデンホワイトといえばコリアンダーによる香り高さが特長としてあるが、本製品のプルタブを開いた瞬間の香りの放出も負けぬほどスゴイ。アップルだ、それもグリーンアップルのそれだ!
ごくりと頂くと第一印象は確信に変わる。ビールだ、、、いやシードルのようでもあるが、、、ビールではない、これは掟破りのヒューガルデンである! と思考が巡るのだ。ぜひ左党の皆さんには心して体験いただきたい。
なお発表会では食とのペアリング提案もなされた。もとより食中酒として定評のあったヒューガルデンホワイトだが、これとグリーンアップルに対して、西麻布の”予約のとれない和食店”「山﨑」の山﨑志朗シェフによる和食レシピが提供され、その相性の良さが実感として証明された格好だ。
山﨑シェフによるヒューガルデンホワイト/グリーンアップルと和食のペアリング。「海老のコンフィと舞茸、三度豆のピーナッツ和え」と「栗」。
約600年の歴史をもつベルギービールの代名詞「ヒューガルデン」が、伝統のホワイトビールにとどまらず、「人とビールをつなぐ新しい手段」になろうとしている。実際、3月に発売された「ヒューガルデン ロゼ」は20~30代から多くの支持を集めているといい、その多くが日常的にビールを嗜まない新規層だったという。つまり、未来の麦酒派を引き寄せたのだ。
発表会場にて。ペアリングメニューを考案した山﨑志朗シェフ(左)と、ヒューガルデンのマネージャー平松直子さん。憧れの山﨑シェフにレシピ考案をいただいて、終始ニコニコの平松ジャーマネでした。
改めて感じさせられるではないか。麦酒好きにとってニッポンはいい国だ。従来通りの~男は黙って~的なピルスナーがあればクラフトビールもあり、そして「ヒューガルデン グリーンアップル」のような新顔も揃うのだから。そしてそれらは、多くのコンビニ、スーパーで身近に手に入る。
さあ今夜も一杯いこうよ。和食とヒューガルデンなんてどうだろう。ホワイト? グリーンアップル? それとも両方とも? 選ぶのは君だ。
ヒューガルデン グリーンアップル
10月28日発売。
甘みと酸味の程よいバランス、香り華やぐ青リンゴ味が特長。価格オープン(実勢税込300円前後)。コンビニ、スーパー、酒販店、オンラインにて取り扱い。