「In cucina con Matteo! ~マッテオのキッチン~」! カジュアルに食べたいイタリアの絶品ナス料理!

イタリア料理の講師を務めるマッテオ・インゼオさん。今回は、カンパーニャ州の料理「ナスのフンゲット 」を、教えてくれました!

イタリア料理の講師を務めるマッテオ・インゼオさんが、簡単にできて美味しいイタリア料理を、毎月1品紹介してくれるこのコーナー! 今月は、フレッシュなトマトとナスの食感が絶妙なカンパーニャ州の料理「Melanzane a funghetto(ナスのフンゲット)」をご紹介! 

そもそも「funghetto(フンゲット)」とは、イタリア語で「キノコ風味」を意味し、素揚げしたナスが茶色く色づいてキノコのように見えることから、この名前がついたといわれています。

角切りのトマトを煮込んで、素揚げしたナスと混ぜるだけの簡単な料理で、シンプルにナスの味わいを楽しめます。

そのまま食べても美味しいですが、お肉などメイン料理の付け合わせ「Contorno(コントルノ)」にしたり、パンをカリッと焼いた「bruschetta(ブルスケッタ)」の具にしても、美味しく味わうことができます。

まずナスを角切りにし、ボウルに入れ、塩をかけてから1時間くらいつけ込むことでアクを取ります。

前もってナスを塩につけて下ごしらえしよう。アク抜き後に出た水はしっかり切ろう。

同時に、オリーブオイルでニンニクを炒め、角切りにしたトマトを入れ、煮込み、塩、コショウで味を調えておきます。

トマトは20~25分くらい煮込み、火を消した後に、塩、コショウで味を調えよう。

深い鍋にオリーブオイルを入れて熱し、170℃になったら水気を切ったナスを少しずつ入れて揚げます。

ナスは何回かに分けて、丁寧に揚げよう。毎回温度を測るようにしよう!

今回、ナスの素揚げに使用したのは、揚げ物をするのに170℃など、的確に温度を見極めることができる「タニタ」の温度計。正確に油の温度を測ることができるので、揚げ物料理に慣れていない初心者にお勧めだ。

タニタ/デジタル温度計(TT-583)
オープン価格(実勢1650円前後)
タニタお客様サービス相談室 0570-099655

ナスが揚がったら、トマトが入った鍋にナスを加え、バジルを入れよく混ぜ、オーブンで焼いたパンと一緒に盛り付ければ完成です!

トマトとナスを混ぜ合わせ、最後にバジルを混ぜれば、目にも鮮やかな一品に!

ナスの食感とトマトの酸味が合わさった、美味しそうな「Melanzane a funghetto」の出来上がり!

「僕の両親がカンパーニャ州の出身なので、昔からよく作ってくれた料理です。コントルノとして食べたり、焦げ目がこんがりとつくくらい焼いたパンに乗せて食べたりします。さっぱりとした味わいなので、ワインは白・赤どちらでも合うので好みで選んででみたください!」と話すマッテオさん。

素材の持ち味を生かした、イタリア伝統の美味しい揚げ物料理を、秋の夜長にご賞味あれ!

※毎月2日発売の「モノ・マガジン情報号」で連載中!
発売中の「モノ・マガジン10月16日情報号」P 110を、今すぐチェックしよう!

Matteo Inzeo(マッテオ・インゼオ)さん
1976年生まれ、ラツィオ州ラティーナ出身。ローマ大学日本語・日本文学科卒業。2003年より東京でイタリア語教師として活躍。2005年よりNHK TV、NHKラジオに出演。趣味は外国語学習、ファッション、読書、料理などで、空手初段、フィギュアスケート1級。

マッテオ・インゼオ
instagram.com/matteoinzeo

ベリタリア イタリア語・文化教室
(電話)03-6416-9308
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