ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑104　秋の夜長に最適な自転車用リフレクターシート

REFLECTIVE BERLIN ステッカーシート

最近、都内の移動に自転車を利用することが多い。法定ルールでもある前後ライトを付けているが、秋冬は日が短くなるので、それだけだと少々心もとない。とくに、現在住んでいる街の遊歩道近辺は街灯が少ないわりに車通りが多い。自発的に光る自転車用ライトと、車のヘッドライトが当たったら目立つリフレクターの併用が望ましい。そんな自転車乗りにうってつけの楽しいアイテムがREFLECTIVE BERLINのステッカーシート。今回はこちらの偏愛っぷりを語りたい！

私は、REFLECTIVE BERLIN（リフレクティブベルリン）のデカールズ（ステッカーシート）を愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか？

リフレクティブベルリンは、その名前のとおり、2014年にドイツのベルリンで生まれた反射ステッカーをはじめとするサイクルアイテムブランドだ。スローガンは、「More reflection, less worries」。日本語にすると「もっと反射させて、心配を少なくしよう！」。

ドイツ本国のサイトでは、シートステッカーだけでなく、リフレクティブベスト、ウエストバッグ、フーディー、靴紐まで、あらゆるものに反射素材が使われていて面白い（国内販売は限られている）。ベルリンは、人口の多くが自転車を所有していて、自転車のインフラ整備もかなり進んでおり、自転車レーンや専用の信号も多いとのこと。しかも、この割合は年々増加傾向にあり、交通渋滞緩和だけでなく、環境意識が高いからだそうだ。このステッカーシートもただ単に安全性を追求するだけでなく、可視性というテーマに別の視点からアプローチし、楽しさ、スタイル、創造性という新しい要素を加えるアイデアがこのブランドの特徴でもある。

一方、日本の場合は、自転車レーンというよりは、自転車が走るだろう場所に色が付いたラインが引かれていて、車道の左側に細々と存在しているだけ。安全を考えるとベルリンよりもこのリフレクティブベルリンが必要だと思う。

1番左がより明るいHIGH-VIZタイプ、2番目がブラック、3番目と4番目（1番右）はテキスタイル（バッグやウエアに貼るタイプ）用で、デザインもかわいい。

自転車のフレームに貼る用だが、ヘルメットやペダルなどに◎

こちらのリフレクティブステッカーシートは、よくある反射板ステッカーとは違い、非常に耐久性の高い素材が使われている。WETHERPROOFは耐光性（UV耐性）に強いので屋外に置いてある自転車でも色褪せ等問題ない。同じく防水性も兼ね備えている。なんと本国は7年保証。近年の日本の気候は夏の暑さが異常なのでこれには当てはまらないかもしれないが、それだけ自信があるということだろう。さらに、SCRATCHPROOFにもなっていて、キズにも強い。また、-50°から+80°Cの温度まで対応しているので、日本国内の天気であれば春夏秋冬ほぼ問題ない。（7年間持つかはこれからテストするつもりなので、7年後を乞うご期待！）

ステッカー自体も直貼りではなく、貼り付け用フィルムが付いているので、何枚か並べて貼ってもいいし、ハサミでカットして個別に貼ってもいい。要するに、初心者でも貼るのがラクになっている。

画像1番左のリフレクティブステッカーは、ヨーロッパのレーシングバイクブランドのクラシックなフレームデザインにインスパイアされたシンプルな形状らしい。一本一本接着された矢印をまとめて貼ることもできる特殊形状で、ロードバイクのようなレーシーな自転車でもさりげなく馴染むようなデザインになっている。幅の狭いステッカーは、バイクのフォークやリアエンドに最適で、左右対称に使用することも可能だ。

*1枚だけだとシートステーに貼ってもデザインの一部となり、まったく気づかないくらい。*

自転車のフレームはもちろん、キャリア、ペダル、クランク、ヘルメットなどにも貼ることができるので、非常に便利。たとえば、奥さまが普段乗っている子ども載せE-BIKEや、子どもが乗るキッズバイクなどにも簡単に貼れ、安全にしてくれるだけでなく、他人と車体を間違えないようにするためにもいい。

環境に良い自転車という乗り物を普及させるべく、他にも社会貢献活動に参加

さらに、世界的な運動にもなっている「1% For The Planet」の誇り高きメンバー（2022 年に 60 か国以上5,000 を超える企業と個人からなるネットワーク）に加入。年間総収入の 1 パーセントを認定された環境プロジェクトに割り当てることで、環境保護への取り組みに資金を提供している。

それだけにとどまらず、ドイツ本国では、コロナパンデミック中の最初のロックダウンの初めに„Solidaricorn“という試みを立ち上げ、恒久的に確立し、ステッカー販売による収益をさまざまな市民社会活動に寄付した。他にも「Visibee」という活動では、子ども向けの反射材を作成。交通安全教育に特化したプロジェクトを行い、蜂をデザインしたステッカーを配布している。

じつは、画像のようなブラックとホワイトだけでなく、他にも豊富なデザインやカラーがあるので、ぜひサイトをチェックしてみてほしい。子どもが好きそうなアニマル型、UFO型、恐竜型などもあり、サイクリングする前に、家族で楽しむのにもオススメ!!

バックパックの1箇所に星のマークが付いているのが見えるだろうか？昼間は分からないが、夜に車のヘッドライトが当たると光るので気に入っている。

ステッカーシートはすべてmade in Germany！

こちらのリフレクティブベルリンのステッカーシートには、もう一つテキスタイル用というのタイプがあり、こちらはアウトドアウエア、サイクルウエア、バックパック、靴などに貼り付けることができる。（値段は少し高いが3,300円）アイロンや縫製は不要で、ステッカーを剥がして、ただ貼るだけ。ユニークな材料構成により、あらゆる用途に使用可能な万能タイプ。柔軟な生地構造により、柔らかい表面にも簡単に適応し、サイクリングジャージなどのハードな動きにも追従できる。特許取得済みの粘着フィルムは、滑らかな繊維表面素材だけでなく、多少目の粗い繊維表面素材にも接着するのにはビックリ！

前述した自転車のフレームやヘルメット用のステッカーも、こちらのテキスタイル用ステッカーもどちらもドイツ国内でハンドメイドで製造されているのも偏愛するポイント。ちゃんとパッケージにmade in Germanyと書いてある。

12月の冬至に向けて1日単位で日が短くなる今は狙い目。安心安全のためだけでなく、個性を光らせるためにもリフレクティブベルリンを買って損はしないだろう。自転車乗りのお友達や恋人へのギフトにもオススメだ！