「あなろぐ派デジタル日記」2024年10月

【注意書き】
「あなろぐ派デジタル日記」は、極めてアナログなweb & 動画担当のあんまりデジタルではないに日々の記録です。

2024年10月某日
「服作りにこだわるって、こういうことなんだ!」

ニットジャケットを作っているFavorknits(フェイバニッツ)の動画撮影。編み機を使って各パーツを編み、そのパーツをリンキング仕様で繋げているので、裁断とうい作業がなく、廃棄原料ゼロ。しかも立体的な設計で、編み物だから伸縮性も高いので、ウエストサイドや背中にぴったりフィットする上、非常に動きやすい。代表の市勢善浩さんのこだわりっぷりを余すことなく撮影してます。

2024年10月某日
「世界征服をおすすめしてます!」

不定期の「本モノReview 第1回」web連載スタート。さまざまな出版関係の方にご自身が関わった本を熱く紹介してもらうという企画。初っ端に投稿をお願いしたのは、百万年書房代表の北尾修一さん。企画書をお送りしたその返信に「おもしろい原稿ってこれでいいんですか?」と原稿が! びっくりしました! しかも、紹介する本が『13歳からの世界征服』っておもしろすぎ!

2024年10月某日
「行ったのに忘れてた!」

帰宅して、録画しといた「日曜美術館 – つながる私 塩田千春」を観る。大阪中之島美術館で12月1日まで開催の「塩田千春 つながる私(アイ)」展について。美術館の中のあちこちの空間に糸を張り巡らしたダイナミックなインスタレーション。塩田が糸を張り巡らせているところも映っていて「展示の度にこんなことしてるんだ、大変だよね」とか「すごくいいね、行きたいなぁ」と家人と話しているうちに、そういえば2019年に森美術館でやっていた「塩田千春展:魂がふるえる」に行ってたことを思い出す。買ったことも忘れた図録が本棚に。めくってみるとやっぱりぐっとくる。

2024年10月某日
「テツ爺も注目のクルマ!」

新型フロンクス発表会へ。試乗会ではなく発表会なので、テツ爺こと、昭和のF1メカニック、津川哲夫さんは来ないかなと思っていたら、やっぱり気になるクルマらしく同行してくれた。インド史上最速での0〜10万台販売に到達し、日本でも月1000台の輸入枠を確保していたのが、2024年10月末時点での受注は9000台超という注目のクルマ。以前のプロトタイプ試乗会の様子「世界戦略車、新型フロンクスのプロトタイプにテツ爺が試乗!詳細解説編」「4駆と2駆、乗ったら驚いた! 新型フロンクスのプロトタイプの実力!!」も観てネ!!

2024年10月某日
「読まずに死ねない一冊!」

油断して、夏に出ていた斎藤潤一郎のマンガ『武蔵野 ロストハイウェイ』に気づかず秋。慌てて探して、即買い、即読。相変わらず、おもしれ〜。前作『武蔵野』よりさらにシュールになって、デイヴィッド・リンチの映画「ロスト・ハイウェイ」風味も加わってる。ちなみに写真の給水塔は、斎藤潤一郎の前シリーズ『死都調布』にちらっとだけ、しかもものすごく小さく描かれていたのと同型……、という誰が喜ぶのかわからない非常にマニアックな写真。

2024年10月某日
「白衣の軍団登場!」

夕方、アッシュコンセプトにて。「?(ハテナ)」をじっくり見つめ直すための実験装置を開発するオリジナルブランドのHATENALABOを動画撮影。代表取締役の名児耶さんをはじめ、総勢4名の白衣の人たちに歓待される。変わった実験装置がいくつも登場。なんだか変な動画になると思う。近日公開。

2024年10月某日
「毎日おやつ食べてます!」

【スタッフAのおやつタイム】
毎日のように昼食後におやつを買いに行くスタッフA。求めているのは「おいしさ」よりも「おもしろ」。食レポで「おもしろい」が出たら終わりだって言われてるんだけど、大丈夫なのか?

この日の1品目は「KANPAI POTATO 赤ワイン専用」(べーコン・はちみつ・ブラックペパー味)。「はちみつは甘過ぎず、ふわっと味を広げてくれる感じですね」とA。さらに「渋めか、スッキリめか、どっちのワインにあわせるか」と悩んでいた。袋に「今日のカンパイのお供に」とか「お酒専用」とか書いてあるのに、おやつに買ってくるんじゃないよ。

ちなみに「KANPAI POTATO 白ワイン専用」は(カマンベール・ローズマリー・レモン味)だそうで、こっちも気になる。

2品目は「大阪 紅ショウガ天 柿ノ種揚」。こっちは何度か食べてる間違いないヤツ。「マツコの知らない世界」で紹介されてから、年間3000個しか売れなかったのが、年間200万個売れるようになったんだとか。うちのwebもマツコさん褒めてくれないかなぁ……。

2024年10月某日
「またもや熱い一冊の話!」

WebとTVのスケジュール管理にLibreOfficeというのを使っていて、最近全然言うことを聞いてくれないんで、新しいのを入れなおしたらインターフェースが全部英語表示になってしまった。言うことは聞いてくれるようになったみたいなんだけど、英語がわからん。泣きそうだ。なんだかわからないまま使い続けて、いい加減頭に来て、今日になってLibreOfficeのダウンロード画面を見直したら、「翻訳されたユーザーインターフェース: 日本語(Torrent, 情報)」というのがあった。ダウンロードしたら日本語が帰ってきた。生き返った気分だ。

帰りの電車で都築響一『圏外編集者』を読んでいた。乗り換えでドアの前に立つと、隣に立った大柄な背広の男性が「それ、ぼくもよみましたよ。熱い本ですよねー!」と話しかけてきた。「そうですよね。いいですよね。出版(社の方)ですか?」と返すと、笑顔で頭をかきながら「はい、つぶれちゃったんですけどね」。とにかく、そういう感じの本なんで、特に若い出版関係の人にはぜひ読んでほしい!

2024年10月某日
「こんなに特撮が好きなんです!」

モノ・マガジン編集部の特撮番長Tによる肝入りweb企画「新行市佳のイチから特撮!」の試運転版、第0回を公開。ニッポン放送アナウンサーで、放送業界一とも言われる超・特撮ファンの新行市佳さんの書き下ろし特撮エッセイに乞うご期待! すでに第1回が公開中で、第2回は11月15日に!

2024年10月某日
「なまはげに遭遇!」

品川にあるコクヨのTHE CAMPUSで開催されていた「ててて商談会」を覗きに行く。全国から90組のさまざまな作り手たちが集う。4日間の開催で最初の2日が商談会、あとの2日が直売会。とにかく気になるものがたくさんあり過ぎて、常に金欠気味の身としては、直売会に行かなくて助かったと胸を撫で下ろす。

今回気になったモノの中の一部を以下に。

納豆、豆腐、冷菓などの食品容器の製造販売をはじめとするプラスチックの総合メーカーであるコバヤシが手掛けるオリジナルブランド、tontamuのさまざまな生物を自由に作って楽しめるキット「 HEAD PET(ヘッドペット)」。

▼ HEAD PET

そのパッケージにグッときた宇治田原製茶場の「京玄米茶 上ル入ル」。「東」(煎茶ベースの玄米茶)と「西」(ほうじ茶ベースの玄米茶)があって、どちらにも炭火炒り餅入り。試飲させてもらうと、どちらも炒り餅の香ばしさを活かした味わい。

▼ 京玄米茶 上ル入ル(東)

▼ 京玄米茶 上ル入ル(西)

マエダ特殊印刷は凸版印刷で主にシールを刷る印刷所。展示視してあったオリジナルの製品が美しかったのと、製造工程が気になったので、後日動画取材の約束を。

そして、神戸マッチがつくるお香のブランド「hibi」。マッチ箱のようなケースに入ったマッチのかたちをしたお香スティックが実にかわいらしい。マッチをするのと同じように火をつけて、付属の専用マットに置いて楽しむんだとか。

その帰り際、品川駅でなまはげに遭遇。思わずシャッターを切る。

2024年10月某日
「濃い!」

CD「ピラニア軍団が届く。

家人がたまたまラジオで流れた曲を聴いて感銘を受け、ネットで検索して即買い。「主役を食う」意気込みで演技に励んだ日本の俳優集団。若い人にはピンとこないだろうけど、ジャケ写や盤面にある「嚙」(ピラニアだけに)のひと文字も素晴らしい。編曲に若き日の坂本龍一も参加!! いろいろ説明しても長くなるばっかりだから、収録内容を以下に。

【収録内容】

  1. その他大勢の仁義を抱いて(歌唱:志茂山高也)
  2. 役者稼業(歌唱:志賀勝)
  3. 悪いと思っています(歌唱:松本泰郎)
  4. 俺(れーお)(歌唱:成瀬正)
  5. 死んだがナ(歌唱:根岸一正)
  6. だよね(歌唱:川谷拓三)
  7. ソレカラドシタイブシ(歌唱:小林稔侍/白井孝史/寺内文夫/高月忠/広瀬義宣/片桐竜次 <冷かし>渡瀬恒彦)
  8. はぐれピラニア(歌唱:岩尾正隆)
  9. 有難うございます(歌唱:室田日出男)
  10. やめましょう(歌唱:司裕介)
  11. 菜の花ダモン(歌唱:橘麻紀)
  12. 村歌~わしゃ知らん節~(歌唱:ピラニア軍団)
  13. 関さん(歌唱:野口貴史)

それでは、また来月!(続かないかも)

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