monoという名のタイムマシン 42年前(う〜ん)、昭和57年8月のモノ・マガジン

2024年11月17日現在、最新号は949号。昭和から平成を経て令和へと続く『モノ・マガジン』です。あと51号だせば、なんと1000号。目指せ1000号!!! ってなワケで、昭和57年(1982年ですよ、42年前です)に発行した創刊号から1号ずつ順繰りに見直していこうというこの企画。1000号が出るまでに終わってるのか、どうなんでしょうか。
ちなみに昭和57年8月の出来事はというと・・・、
◎電気機器関連機器メーカーのフィリップスが世界初のCDを製造
です。

※画像はクリックすると拡大表示されます。

ハイ、これが2号です。今回、表紙を飾るのは「こんなのあったらいいなぁ」という架空のカメラ。フォト・モードとビデオ・モードに切り替えられます。前回同様のレトロフューチャー感に加え、ながーいレンズでシャッターはトリガーふう、ショルダーストックまでついて、銃器感演出てんこ盛り。

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で、表紙イラストの解説ページ。ふむふむ、「光電子増幅フィルター——素子量毎平方センチあたり5000万のマイクロチャンネル・プレートが組み込まれており、必要ならば、ここで初期入力映像を最大限8万倍まで増感し、あるいはその特定の波長域だけを増幅して、紫外線や赤外線領域の映像として記録・保存できる」んだそうです。

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ページの最初に戻りまして、表紙を開いてすぐの見開きが、ナショナル(現パナソニック)のマイクロカラーテレビの広告です。サイズは「タテ8.6㎝、ヨコ11.5㎝、奥行22.3㎝」で、「3インチ、1.5㎏」。ワンセグの時代には大きくて重たいものになってしまったけど、なかなかシャープなデザインでカッコいいですよね。

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目次です。気になった記事を以下にピックアップしましたんで、じっくりご覧ください。44ページの「ただいま到着! JUST ARRIVED」も変なヘルメットが気になるんですが、今回は紹介しませんのであしからず。

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それでは巻頭の特集ページ「101パーセントをこだわってアメリカmonoを買う。」をご覧いただきましょう。前回も書きましたけど、今よりもアメリカへの憧れが強かった時代です。『モノ・マガジン』はこの2号のあとも、ずっとアメリカを追っかけ続けます。で、ここに登場するプロダクトのキーワードを以下に。「歯磨き」「石ケン」「シャンプー」「愛の小物」「日光浴」「避妊具」「妊娠テスト」「ヒゲ剃り」「脱毛剤」「台所用品」「セン抜き」「歯痛の救急薬」「乗り物酔い」「目薬」「水虫薬」です。加えて「ソニープラザ」「アメリカンファーマシー」「西武シアーズ」「換算表」と続きます。

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ページは変わりまして、ホンダのスクーター「スペイシー」。改めて見るとこのデザイン、前回紹介した日産「パルサー」同様、スペースシップ感ありますよね。

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そして、今となっては『モノ・マガジン』得意中の得意、腕時計です。オリンパスの「オールウェザー・タイプⅠ」。「世界初のシステム時計」と謳ってます。10気圧防水の時計本体に「正目盛り外周レジスターリング」「逆目盛外周レジスターリング」「コンパス」「ガードリング」「ライトリング」「IDプレート」「キャリングケース」「リングオープナー」をセットしてます。ケース内に一式納めたこのパッケージ感が、当時はうんと目を引いたんですよ。

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お次は「海外製品ニュース OVERSEAS NEW-PRODUCTS NEWS」。「モノマガ編集部が世界中に張りめぐらしたネットワークから、続々と世界各国の珍しい珍しい新製品が集まってきた。今すぐ欲しいなら、文末の住所に手紙を書いてみよう!!」だそうです。オッと目についたのは、折りたたみ式の手押し一輪車。パタンと閉じれば20㎝幅になるそうで、実に省スペース。結構便利そうだと思って、検索したら同型ではないけどいろいろありました。いいアイデアって、残るもんなんですね。ちなみに一輪車のことを「ネコ」と呼んだりするんですが、これはネコが歩くような狭いところを通ることができるからとか、逆さに伏せたときに荷台の部分が丸まったネコの背中に似ているからとか、諸説あるようです。

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「WAKU WAKU WORLD ビックリするような珍発明」は、前回同様楽しいラインナップ。でも、TV付きベビーカーって、今ならアウトですかね。

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そして、『モノ・マガジン」よりさらに歴史のある「超ロングセラー 即席 チキンラーメン」。発売開始は昭和33年(1958年)。掲載当時のパッケージには「日清ボウヤ」が刷られてます。「ひよこちゃん」に変更したのは平成2年(1990年)。麺の中央部に「ポンポン、スポポン」のたまごポケットがついたのは平成15年(2003年)になります。今現在はバリエーションもいっぱいあって、まさに「チキンラーメンに歴史あり」って感じですね。ところで、実食してる方は、なんでブルドックを抱えてるんでしょうか? 今となっては永遠の謎です。

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今回の〆は「日本の農耕機メーカーの盲点をついたアメリカ生まれの小型軽量万能マシーン クヮドラクター」。米国トラクション社製。「脚柱の長さは1m60㎝」、「4輪マニュアル・ケーブル連動」、「最大登はん角は42度」、「最大下はん角は42度」の全地形タイプトラクターです。う〜ん、カッコいい!!!

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では、次回の昭和57年9月(3号)をお楽しみに!

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