ペトロルヘッドにして昭和のF1メカニック、哲爺こと、津川哲夫さんによるカーインプレッション。今回は「まだまだ売れてるCX-5 売れてる秘密探ってみた!」に続く「MAZDA CX-5 20S Black Tone Edition」の走行インプレッションです。
スタート早々「背が高くて重心が高いクルマにありがちな、独特の乗り心地っていうのがあって、サスペンションの追従性が少し欠けてグニャッて捻られるような感じがあるんだけれど、CX-5に関してはサスペンションがリニアに応えてくれるよね」と哲爺。
続けて「駆動トルクのコントロール、ブレーキのコントロール、それからメカニカルなサスペンションのコントロール、そういったものがすごい良くできてるよね。CX-5に限らずで、マツダのクルマ作りの真摯な面が見えて、哲爺にはすごく好ましいところ」。
7インチマルチスピードメーターも「もちろんデジタルではあるんだけど、まるでアナログメーター、クロックメーターの見た目が、ペトロルヘッドな哲爺にとって非常に見やすく、好ましいんだよね」。
SUVというカテゴリーに非常に懐疑的だった哲爺なんですが、このCX-5(ステーションワゴンですけど)も含めて、最近のSUVにいろいろ乗り始めて、「ああ、いまどきのSUVを哲爺自身が考え直さなきゃいけないな。かなりいいクルマとして仕上がってきてるんだな」というのが、今回の結論のようです。
津川哲夫(tetsuo tsugawa)
1949年生まれ、東京都出身。1976年に日本初開催となった富士スピードウェイでのF1を観戦。そして、F1メカニックを志し、単身渡英。
1978年にはサーティーズのメカニックとなり、以後数々のチームを渡り歩いた。ベネトン在籍時代の1990年をもってF1メカニックを引退。日本人F1メカニックのパイオニアとして道を切り開いた。
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