【モノ・マガジンTV】ツーCAR・TALK! 第88回:3列シート7人乗りコンパクトミニバン シエンタの売れてる秘密探ってみた。

ペトロルヘッドにして昭和のF1メカニック、哲爺こと、津川哲夫さんによるカーインプレッション。今回は3列シート7人乗り、トヨタ最小ミニバン「TOYOTA SIENTA Z」の登場です。

このSIENTA、「四角くて丸いシルエット」がウリのひとつなんだけれど、いまどきのSUVっぽくないエッジーじゃない鼻面に哲爺も見事にハマってるようです。鼻面だけじゃなくて、シャープエッジがどこにもない、「これがヤングファミリーが乗るクルマとして、やさしい印象がひじょうにこうかんがもてるんだよね」。

で、「3列シート7人乗りだから、実際にファミリーが乗り込んだときの実装重量はかなり上がるはず」と哲爺。「サスペンションはすごくいいのはわかってる。フロントはマクファーソンストラット、リアはトーションビーム。一見当たり前のサスペンションだけど、セットアップがいいせいか、かなりしっかりとした足回りをしている。哲爺が運転して楽しいくらいの足回りだった。でも、いちばん重要なのは、15インチのホイールに4輪ともほぼ同サイズのしっかりとしたディスクユニットブレーキが付いている。事実、いろんなパターンでフットブレーキを使ってみたんだけれど、しっかりとしたブレーキング、止まるという動作を物理的にやってくれるんだ。これは、基本的な安全性に対して真摯に向き合ってるなって感じがする」。

安全性に関しては、フレーム剛性についての解説もありますが、3列シートについてもあれやこれやシートを倒してじっくり検証します。

TOYOTA SIENTA

津川哲夫(tetsuo tsugawa)

 1949年生まれ、東京都出身。1976年に日本初開催となった富士スピードウェイでのF1を観戦。そして、F1メカニックを志し、単身渡英。
 1978年にはサーティーズのメカニックとなり、以後数々のチームを渡り歩いた。ベネトン在籍時代の1990年をもってF1メカニックを引退。日本人F1メカニックのパイオニアとして道を切り開いた。

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