そのジンのボトルには北極圏の自然が詰め込まれている!?

フィンランド。そこには澄み切った美しい自然、クズリやクマの鳴き声が聞こえる無数の湖や国土の70%以上を占める森林がある。そのクラフトジンの誕生の発端は「北極圏の自然をボトルに詰め込む」という発想だった。ここでは、フィンランドのとあるクラフト蒸留所の製品ラインナップを紹介したい。

製造はArctic Blue Beverages（アークティックブルービバレッジ）という飲料メーカー。フィンランド東部北カレリア地方にある小さな町イロマンツィに蒸留所を構え、北欧の純粋な原材料から世界最高クラスのクラフト飲料を製造している。数々の国際的な賞を受賞するArctic Blue Gin（アークティックブルージン）のフレーバーとなっているのがビルベリーだ。コリ国立公園近くの森林に自生している野生のブルーベリーで、フィンランドの過酷な冬と太陽が沈まない夏の白夜のおかげで、果汁たっぷりの魅力的な味に育つ。ちなみに、フラボノイドと抗酸化物質がとても豊富なのも特徴だ。

この極寒の地の味を支えるのは、ベテラン蒸留家のアスコ・リューナネンが世界で名を馳せたシェフのヤーッコ・ソルサのふたり。「余計なものはない方がいい」「品質がすべて」というのがモットーとなっている。

それでは、以下にアークティックブルービバレッジの製品を紹介しよう。

Arctic Blue Gin
アークティックブルージン

アルコール度数：46％
容量：500ml
参考小売価格：5500円

穏やかな霧の朝をイメージし、北極圏の自然のエッセンスをボトルに詰め込んだプレミアム・クラフトジン。清らかな湧き水と、澄んだ空気、北極圏の野生のブルーベリーであるビルベリーとトウヒの葉の繊細な香りが完璧なハーモニーを奏でる。通常のジンはチルフィルタリング（冷却濾過）を行うが、アークティックブルージンは独自のノンチルフィルタリング製法を考案。これにより、ビルベリー本来の香りや味わいをそのまま残すことに成功した。ボタニカルな風味をダイレクトに抽出できるこだわりの製法だからこそ、長く余韻を楽しめるプレミアムなジンに仕上がっている。

Arctic Blue Gin Rose
アークティックブルージンロゼ

アルコール度数：37.5％
容量：500ml
参考小売価格：5500円

フィンランドの夏の自然の目覚めや白夜を讃え、野生のシナモンローズ、北極圏の野生のブルーベリーであるビルベリー、そして湧き水で作りあげたジン。アークティックブルージンよりも軽やかで甘みがあり、北極の夏と北欧のピュアな自然のハーモニーをグラスにもたらす。ロゼの色はビルベリーの絞りたての果汁に、夏らしい香りは真空蒸留したシナモン・ローズの花びらに由来する。発泡性のスプリッツやジントニック、カクテルのリキュールにも最適だ。爽やかなトニックウォーターと合わせることで、ビルベリーがもたらす森の香りと後味のバラの香りが際立つ。

Arctic Blue Laku
アークティックブルーラク

アルコール度数：21％
容量：500ml
参考小売価格：4950円

ほのかな塩味に甘くて柔らかいリコリスの風味と、針葉樹の心地よいアロマが見事に調和したジン。豊かなリコリスの後味には、爽やかなハーブの香りが感じられます。漆黒の色は植物炭末によるものです。アークティックブルービバレッジのマスター・ディスティラー（主任蒸留家）であるアスコ・リューナネンと世界最高級のリコリスメーカー、コウヴォラン・ラクリッツィ社の協業により作り上げられたプレミアムなジンだ。

で、おすすめの飲み方はというと、ストレートに「ストレート」。アークティックブルージン40mlに大きめの氷を１個。洗練されたフレーバーを味わおうと思ったら、これがいちばんなのだ。

とはいうものの、最後にカクテルのレシピも紹介しておこう。

アークティックブルージン&トニック