ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑105 UL系旅キャンパーに待望のクッカーとスタッキングできるカップ

PAAGO WORKS TRAIL POT S900 ,TRAIL CUP 300

食欲の秋、そして暖かい物が恋しくなる冬!今年も冬キャンプを楽しもうとしている筆者に朗報。以前ご紹介したパーゴワークスのTRAIL POT S1200Pよりも小さいサイズのS900がリリース。これらはキャンプに最適な調理用のお鍋セットで、かわいい四角い形をしているのが特徴的。それにすっぽりと収まる秀逸なTRAIL CUP300も同時に登場。自転車キャンプやモーターサイクルキャンプがメインの僕にはまさにうってつけ。今回は、そんな2つのキャンプギアの偏愛ぷりを語りたい。

私は、PAAGOWORKS(パーゴワークス)のTRAIL POT S900(以下トレイルポット)とTRAIL CUP(以下トレイルカップ)を愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

PAAGOWORKSは2011年にスタートした日本のアウトドアブランドだ。ブランド名は、PACK AND GO(荷物を詰めこんで出かけよう)という言葉から来ているそう。スローガンは「アウトドア自由主義」。型にハマらない、自由な発想で、自転車、登山、カヤックなど多角的なアウトドア旅にふさわしいアイテムを取り揃える。以前紹介したNINJA TENT、可変するタープことNINJA TARP、トレイルラン用のバックパックであるRUSHシリーズ、登山用のバックパックBUDDYやCARGO、超軽量焚き火台NINJA FIRESTANDなどなど、アイディア満載のキャンプギアがズラリとあり、嬉しくて涙がキラリ☆

私のようなモーターサイクル、自転車、登山、トレイルランでのアクティビティを含めたキャンプ旅を好む通称「アウトドアスポーツトラベラー」にとって、あまりにもハートに刺さるものが多すぎて困るほど!

今回は、クッカーのトレイルポットS900を軽く説明し、中に入るトレイルカップ300についてじっくり語っていきたい。前回S1200Pをご紹介したので簡単にするが、ざっくり言うと数字の分だけ小さくなったモデル。満水で900mlとのこと。じつは、S1200Pの中にすっぽり入れてスタッキング(中にちょうど入ること)もできる。なので、大人数でキャンプをするときや2品をささっと作りたい時には両方を持っていくと便利だ。

アルミ製だが、縁まで強いのでメスティンのように凸凹になることもない。秀逸なフッ素樹脂塗膜処理が施されているので、焦げなどがこびりつかないのもイイ。

自宅でも秀逸な調理器具だった!

じつは、今までアウトドアシーン、すなわちキャンプでしか使っていなかったのだが、自宅で使っても素晴らしかった。なぜ、今まで使っていなかったのだろうか。

縦長なので、我が家の狭いキッチンでも、もう一品を追加する時に料理がしやすく、軽いのでササっと片付けられ、おまけにコンパクトになるので置き場所にも困らない。

じつにいいところにロゴマークがあって◎、手裏剣モチーフのロゴもあってカッコイイ!

この持ち手がめちゃくちゃ好き。縦方向にあるので上下の動きに強く、パスタの水切りや米とぎのときも水をチャッチャと切りやすい。

しかし、秀逸過ぎる米の炊き加減。旅館に出てくるご飯レベルに!これはトレイルポットが優秀なのか、山下が優秀なのか。

おこげもアンビリバボー。それでも、トレイルポットの底面はわりとすぐに取れたので、素晴らしいテフロン加工に脱帽。

トレイルポットS900は、縦走登山や自転車キャンプなどミニマムなパッキングのほうが体力的にラクになるシーンにはもってこいだ。なんせ、S1200Pに比べて約215gも軽い!

四角い形なので、背中にフレームが入っていないようなウルトラライト系バックパックのパッキングにも相性がいい。

カップが全部で3つ入っているのがトレイルカップ300。真ん中はチタン製。

プラカップ、チタンカップ、保温保冷カップと3変化

さて、今回の主役はこちらのトレイルカップ300だ。もちろん前述のトレイルポット900に神フィットさせるために誕生したので、セットで購入したほうがいいのは言うまでもない。画像のとおり、左右がプラカップで真ん中はチタン。チタン製品は軽くて熱伝導性が高く、素手で持つと熱くなる。なので、シリコンリングがあって持ちやすくしただけでなく、プラカップと重ねて使うことでダブルウォールマグのように保温性もプラスされる仕様。すなわち、単なるスタッキングではなく、3品入れられたり、保温性をアップさせたり、シチュエーションによって使い分けられる楽しさがある。

けっこう長い間放置していたお茶もまだ暖かくて幸せ〜!
お箸が置けるように凹みがあるが、こちらのように魚肉ソーセージもフィット。ニッスイの速筋タンパクソーセージを偏愛している筆者にとって嬉しいかぎり。

トレイルポットS1200Pはサトウのごはんがまるっと入れられるところも良かったが、S900は自転車専用のバイクパッキング系サドルバッグにも入ったり、そもそも軽量だったり、とにかく使い勝手がいい。そこにトレイルカップ300があれば、ウルトラライトに振って、持ち物をそぎ落としたとしても、充実した調理ができるのも良い点だ。これからキャンプを始めたい方にもおすすめできる、フットワークの軽いクッカーセットである。

PAAGO WORKS TRAIL POT S900

価格:7370円
仕様 
サイズ:156×107×80mm
重量:225g
主素材:アルミニウム
容量:満水容量900ml
付属品:メッシュバッグ
内面加工:フッ素樹脂塗膜処理
外面加工:アルマイト

PAAGO WORKS TRAIL CUP 300

価格:5280円
仕様 
重量:125g
素材:プラカップ:飽和コポリエステル、シリコンリング:難燃シリコン、チタンカップ:チタン
満水容量(丸型プラカップ):350ml
満水容量(まめ型カップ):180ml
満水容量(チタンカップ):390ml

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  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net

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