ペトロルヘッドにして昭和のF1メカニック、哲爺こと、津川哲夫さん。今回は「3列シート7人乗りコンパクトミニバン シエンタの売れてる秘密探ってみた。」に続く、トヨタ最小ミニバン「TOYOTA SIENTA Z」の走行インプレッション。
走り始めた哲爺、まずは、マクファーソンストラット式フロントサスペンションとトーションビーム式コイルスプリングリヤサスペンションのセッティングの話から。「サスペンションもしっかりしてるし、変な動きもしないし、カチッと落ち着いた、出来上がったクルマだと感じさせるものがあるよね」と満足気。「ただし、今は7人乗せてるわけじゃなくて、荷物もそんなに載ってなくて、軽量な状態だからね。7人乗せるとどういう動きをするのかってところまでは試してないけど、こんだけサスペンションがしっかりしてれば、それも十分にクリアできるんじゃないかなぁと思います」。
続けて「SUVにありがちな、ちょっとしたスロットルからの反応のリニア性に欠けるときがあるんだよね。ところが、今の状態だとそれが比較的スムーズ。それにはエレクトリックCBTというギアボックスが付いていて、それが電気的にスムーズネスを作っていることも確かだな。パワフルなリニア性じゃなくて、足の裏の感覚、自分が踏んだスロットル感がそのまんまスーッと出てくる感じね。これはとっても嬉しいことだね」。
で、渋滞にハマりました。「これから走り出すっていうときに、ハイブリッドの走行だと、非常にショックなく前へスーッと進んでくれるよね。これはハイブリッドやEVの利点だよね」。再び走り出してからも、喋りは止まりません。
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津川哲夫(tetsuo tsugawa)
1949年生まれ、東京都出身。1976年に日本初開催となった富士スピードウェイでのF1を観戦。そして、F1メカニックを志し、単身渡英。
1978年にはサーティーズのメカニックとなり、以後数々のチームを渡り歩いた。ベネトン在籍時代の1990年をもってF1メカニックを引退。日本人F1メカニックのパイオニアとして道を切り開いた。
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