「In cucina con Matteo! ~マッテオのキッチン~」!寒い日に食べたいイタリアの煮込み料理!

イタリア料理の講師を務めるマッテオ・インゼオさん。今回は、イタリアの定番の煮込み料理「Spezzatino」を、教えてくれました!

寒さが増してきたこれからの季節に食べたくなるのが、温かな煮込み料理。そこで、角切り肉を使ったイタリアの定番の煮込み料理「Spezzatino(スペツァッティーノ)」をマッテオさんに教わりました。

地方によって様々な食材を使ったバリエーションが存在するという、イタリアの煮込み料理「Spezzatino」ですが、今回教わったのは、牛肉、ニンジン、セロリ、タマネギ、ジャガイモを使った、シンプルな煮込み料理です。

まず大きめの鍋に少量のオイルを引き、みじん切りにしたタマネギ、ニンジン、セロリを炒めます。次にコーンスターチをまぶした牛肉を入れ、白ワインを加えてアルコールを飛ばします。数分間焼き、刻んだローズマリーを加え、水を注いで約40分間煮込みます。

肉にコーンスターチや小麦粉をまぶしてから煮込むことで、肉の旨味が閉じ込められ、調理後に肉質が硬くなるのを防いでくれます。

角切りにしたジャガイモを加えたら、さらに30分ほどゆっくり煮ます。仕上げに塩、コショウで味をととのえ、バジルを飾り、少量のオリーブオイルをかければ完成!

柔らかく煮込まれた牛肉と、ホクホクのじゃがいもが入っている「「Spezzatino」。身体を芯から温めてくれる美味しい煮込み料理です。

今回使用した鍋は、フランス北部の小さな村でつくられる「ル・クルーゼ」の鋳物ホーロー鍋。優れた熱伝導でゆっくりムラなく熱が入り、食材が煮崩れせず、甘みやうまみを最大限に引き出してくれるのが特長です。蓄熱性にも優れているため、時間が経っても料理が冷めにくく、温かい料理の美味しさを一層引き立ててくれます。

ル・クルーゼ/シグニチャー ココット・ロンド 24cm Nui(ブルー)
価格4万8400円
ル・クルーゼ・ジャポン

「お鍋は、食材に満遍なく熱が伝わり、柔らかく美味しいシチューが出来上がりました。時間はかかるものの、火加減を気にせず煮込むだけなので、手間をかけずに作れますよ!」と話す、マッテオさん。

柔らかく煮込まれた牛肉と、ホクホクのじゃがいもが入っている「Spezzatino」。身体を芯から温めてくれる美味しい煮込み料理です。

厚みのある肉に味が浸透し、素材の旨味がギュっと凝縮した「Spezzatino」。じっくりと煮込むことで牛肉がより柔らかくなるので、時間をかけて手作りしたいですね!

これからの季節に、身体がポカポカ温まるスペシャルな一品を作ってみてはいかがでしょうか。

※毎月2日発売の「モノ・マガジン情報号」で連載中!
発売中の「モノ・マガジン12月16日情報号」P 112を、今すぐチェックしよう!

Matteo Inzeo(マッテオ・インゼオ)さん
1976年生まれ、ラツィオ州ラティーナ出身。ローマ大学日本語・日本文学科卒業。2003年より東京でイタリア語教師として活躍。2005年よりNHK TV、NHKラジオに出演。趣味は外国語学習、ファッション、読書、料理などで、空手初段、フィギュアスケート1級。

マッテオ・インゼオ
instagram.com/matteoinzeo

ベリタリア イタリア語・文化教室
(電話)03-6416-9308
https://bellitalia.jp.net/it/

関連記事一覧