【モノ・マガジンTV】つくるヒト 第32回:味わい深い発色!昔ながらの方法で刷られる素敵なシール

今回取材をお願いしたのはマエダ特殊印刷さん。創業1950年、東京深川にある凸版印刷という技法でシールを印刷している印刷所です。

凸版印刷というのは、版画のように版にインクをつけて印刷します。なので、マエダ特殊印刷で刷っているシールの色数は、特殊な場合を除いて、通常、1色か2色、多くて3色だそうです。インクは何色かを混ぜ、その都度、シールに合わせた色を作るのが基本。インクジェットと比べて手間はかかりますが、発色が良く、凸版印刷ならではの味わいがあります。

2024年6月には同所で、STICKER & DESIGN STOREをオープン。同社の前田努さんと、奥様の高岩千容さんがデザインされた素敵なシールがずらっと並び、シール以外にもマエダ特殊印刷でデザインし、刷られたラベルを使用している商品が販売されています。深川土産にいかがでしょうか。

前田努さんは色の重なり活かしたり、あえてかすれをデザインしたステッカーを製作。

高岩千容さんは自ら描かれた魚介類のイラストをメインにステッカーを製作。

ちなみに高岩千容さんのイラストは城崎マリンワールドの魚類展示エリア【SeaZoo】のコミニュケーションボードや魚名盤にも採用されています。

STICKER & DESIGN STORE
所在地:東京都江東区牡丹1-8-1
オープン日時:マエダ特殊印刷Instagramでご確認ください。

ちなみに社名に「特殊印刷」とありますが、印刷方法が特殊ということではなく、創業時、シール印刷自体が特殊だったことからつけられたということです。

マエダ特殊印刷

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