明けましておめでとうございます!
東宝・ゴジラルームの清水俊文です。
今年もゴジラルームが続々と開発している新商品や、発売されている中からイチ押し商品をたくさん紹介させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
文/清水俊文
突然ですが、皆さんは「どのゴジラ」がお好きですか?
ゴジラは作品ごとに顔やスタイルが異なり、作品ごとのゴジラに対してファンがついていますよね。
70年の歴史のなかで、ここまで作品ごとに違う顔をしているキャラクターって、他にはいないのではないでしょうか?
今回紹介させていただくのは、ゴジラバリエーションの「立体マスコットキーホルダー」です!
メカゴジラを含め、一気に6種類発売!
・ゴジラ(1954)立体マスコットキーホルダー
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・ゴジラ(1994)立体マスコットキーホルダー
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・ゴジラ(2000)立体マスコットキーホルダー
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・ゴジラ(2016)立体マスコットキーホルダー
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・ゴジラ(2023)立体マスコットキーホルダー
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・メカゴジラ(1993)立体マスコットキーホルダー
昭和、平成、ミレニアム、そして『シン・ゴジラ』、『ゴジラ-1.0』と、各時代を代表するゴジラをセレクトさせていただきました。
お気に入りを買うもよし! すべて買って並べるもよし!のアイテムです!
ゴジラの顔は履歴書!
ここでちょっと、ゴジラを作品ごとに作り分けるグッズ展開の歴史について、私の経験をお話しさせていただきます。
今でこそゴジラは作品ごとに区別するのが常識となっていますが、自分が子供の頃(昭和!)は、「初代」「2代目」の区分けしかありませんでした。そのため、子供時代の自分は『キングコング対ゴジラ』のゴジラも、『ゴジラの息子』のゴジラも、「なんか顔が違うけど、みんな同じ『2代目』なのか~」と自分に言い聞かせていました。
そこに電撃的に現れた本が、朝日ソノラマの「ファンタスティックコレクション」というムック本です。この本で「作品ごとにゴジラスーツの顔が違う」と紹介されていたのです。
「そうか!作品ごとに区別していいんだ!」と清水少年は目からうろこが落ちたのでした。
「ファンタスティックコレクション」で歴代ゴジラの顔の違いが明らかに。当時としては衝撃のスクープ(?)だった。
続いて各社のムック本でスーツごとにゴジラが語られるようになり、『キングコング対ゴジラ』のゴジラは「キンゴジ」、『モスラ対ゴジラ』のゴジラは「モスゴジ」と愛称で呼ばれるようになりました(この愛称は、作品そのものに使われてもいます)。ただしこの頃はまだ研究の黎明期で、「モスゴジ」や『怪獣大戦争』の「大戦争ゴジ」はスーツが2体あった!と書かれた本もありました。今の研究(?)では、各一体ずつとされています。
時はゴジラ復活に向けて特撮ブームが過熱していく最中でした。1980年代に入ってガレージキットブームが起こり、海洋堂が「ゴジラスーツバリエーション」として速水仁司さんの原型で各作品のゴジラのモデルを発売しました。「ゴジラをスーツごとに作り分けられるなんてすごい!」と自分は感動していたのですが、お子様だったためガレージキットには手が出せず、作例写真を見て飢えをしのいでいました。
80年代半ばに入ると、ビリケン商会がソフトビニール(ソフビ)でリアルタイプの「キンゴジ」を発売します。いままでソフビというと、子供向けにディフォルメした人形がメインでしたが、リアルタイプもソフビで可能だということに気づきました。ソフビは安価で、組み立ても簡単なため、ガレージキット界は一気にソフビにシフトしていきます。
そして80年代終わりに現れたのが酒井ゆうじさんでした。海洋堂から20センチシリーズで酒井さん原型の、ソフビのゴジラスーツバリエーションが続々と発売されたのです。酒井さんの造形は作品に登場するゴジラにそっくりなだけではなく、スーツでは不可能な躍動的な動きを加えたりしていて、とにかくカッコいい!大学生になっていた自分は、毎年発売される新作映画のモデル、そして旧作のバリエーションの発売を楽しみにし、卓上には歴代のゴジラが並んでいきました。
ちなみにこのシリーズ、まだ『ゴジラの息子』と『ゴジラ対メガロ』のゴジラが出ていません(「大戦争ゴジ」はM1号の、酒井さん原型の「シェーゴジラ」があるのでヨシ!)。酒井さん、自分はずっと待っていますよ~!
時は流れて現在、バンダイの、酒井さんがメインで活躍する「S.H.MonsterArts」や、「ムービーモンスターシリーズ」をはじめとして、各社様々なグッズで作品ごとのゴジラが発売されています。
そしていよいよ、東宝自社ブランドからも「立体マスコットキーホルダー」でゴジラバリエーションが登場です!
手ごろな大きさで、キーに付けても良し、カバンに付けても良し!です!
ずらっと並べて、ゴジラのスタイルの違いを体感していただけると幸いです!
小さいマスコットですが、それぞれ各ゴジラの特徴を表現できていると思います。
ゴジラ(1954)
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ゴジラ(1994)
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ゴジラ(2000)
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ゴジラ(2016)
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ゴジラ(2023)
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メカゴジラ(1993)
やわらかめのPVC製なので、手触りもバツグン! 尻尾などが物に引っ掛かっても安心です!
無塗装ですが、これを読んでいる猛者は塗装に挑戦してみても良いかもしれませんね!
ぜひ、手に取ってみてください!!
今後もゴジラグッズは続々と登場します。
お楽しみにお待ちください!
【商品情報】
ゴジラ(1954)立体マスコットキーホルダー【2025年1月8日発売予定】
本体:PVC 金属:亜鉛合金、鉄
サイズ:W約90、H約105、D約20mm(金属部分含)
価格:1,100円(税込)
ゴジラ(1994)立体マスコットキーホルダー【2025年1月8日発売予定】
本体:PVC 金属:亜鉛合金、鉄
サイズ:W約90、H約105、D約20mm(金属部分含)
価格:1,100円(税込)
ゴジラ(2000)立体マスコットキーホルダー【2025年1月8日発売予定】
本体:PVC 金属:亜鉛合金、鉄
サイズ:W約90、H約105、D約20mm(金属部分含)
価格:1,100円(税込)
ゴジラ(2016)立体マスコットキーホルダー【2025年1月8日発売予定】
本体:PVC 金属:亜鉛合金、鉄
サイズ:W約90、H約105、D約20mm(金属部分含)
価格:1,100円(税込)
ゴジラ(2023)立体マスコットキーホルダー【2025年1月8日発売予定】
本体:PVC 金属:亜鉛合金、鉄
サイズ:W約90、H約105、D約20mm(金属部分含)
価格:1,100円(税込)
メカゴジラ(1993)立体マスコットキーホルダー【2025年1月8日発売予定】
本体:PVC 金属:亜鉛合金、鉄
サイズ:W約90、H約105、D約20mm(金属部分含)
価格:1,100円(税込)
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プロフィール
清水俊文(しみず・としふみ)
1968年生まれ。1993年に東宝に入社し『モスラ』シリーズ(1996~98年)で製作係、『ゴジラ2000 ミレニアム』(99年)から『ゴジラ FINAL WARS』(04年)で助監督。その後、「東京現像所」で1作目の『ゴジラ』(54年)や『キングコング対ゴジラ』(62年)など東宝特撮映画、黒澤明監督作品他「4Kデジタルリマスター版」の製作を担当。現在は東宝本社の「ゴジラルーム」でゴジラグッズの開発の日々。「ゴジラ(東宝特撮)チャンネル」のコンテンツ「#ゴジ活はじめました」では「ゴジラソムリエ」として出演中。
【次回予告!】
「ゴジラルーム清水のGG(ゴジラグッズ)タイムズ」は、毎月2日に更新ですが、次回は1月31日(金)にアップ! 清水さん入魂の最新ゴジラグッズがまたまた登場! どうぞお楽しみに!