レジェンド・アルピニストのステファン・シーグリスト氏が初来日! 唯一無二の山岳体験とマムート エクストリームの魅力を語る

7大陸すべてで新しいルートを開拓し、未踏の山への登頂を果たしたことで知られるスイスのアルピニスト、ステファン・シーグリスト氏が初来日。去る2月10日にマムート新宿でファンを集めたトークショーが開催された。

トークショーは1時間あまり。ヒマラヤ・カシミール地方の登山でベースキャンプを張るまでの苦労話や、天候の悪化で困難を極めた登頂の様子など、臨場感ある話に編集部も引き込まれた。53歳になっても年に数回の遠征に出かけるシーグリスト氏のモチベーションは「情熱」。経験で培ったテクニックも年齢をカバーしていると語ってくれた。

山では飲み水の確保が必須だが、シーグリスト氏は重い保温ボトルの代わりにプラスチックボトル(右)を持参するのだと言う。ちなみに左はクライミング中に尿を入れるためのボトルだそうで、印をつけて間違えないように区別していると聴衆を笑わせるチャーミングな一面も。

最後に山登りの相棒であるマムートのアイガーエクストリームについても語ってくれた。1995年の初代エクストリームからプロ・アルピニストとして開発に関わってきたシーグリスト氏は、遠征の時は常にエクストリームを愛用しているそうだ。「過酷な環境下で、品質に信頼をおけることに助けられている。遠征の成功をサポートしてくれていると思う」。

向かって左が初代エクストリーム。1995年にシーグリスト氏がパタゴニアに遠征した際に初めて着用したモデルだ。1997年に彼がこれを着てアイガーの北壁に36時間かけて挑戦した様子がテレビで放映され、一躍注目されるようになった。右が2025年秋に発売予定のアイガーエクストリームの6代目。ゴアテックでありながら環境に配慮し、安全面の機能も充実している。すでにシーグリスト氏がスイス、グリーンランド、ヒマラヤへの遠征で着用して機能に太鼓判を押している。

【ステファン・シーグリスト -Stephan Siegrist-】
シーグリスト氏は、1972年にスイスに生まれ、26歳からはプロ・アルピニスト、山岳ガイドとして活動。1995年からはマムート・アスリートとして活動を行い、今年で30年目を迎えるレジェンド・アスリート。初代アイガーエクストリームシリーズから現在に至るまで、マムート製品のフィードバックを行っている。

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