溺愛車オーナー訪問取材 Part3[1994 ジョンクーパー 1.3i]

クラシックスタイルのジョンクーパーをスポーティを意識しつつ自分好みのオリジナルカスタムで仕上げ、可愛らしさと格好良さを両立させた勅使川原さんのドラえもん風ミニ。こだわりと愛情がたっぷりと詰め込まれたまさに“人生の相棒”とも言える一台との日々の過ごし方を存分に語ってもらった。

写真/熊谷義久 文/安室淳一

Owner:
勅使川原 祐太さん

金融業と金融教育業を生業としている神奈川県出身の41歳。カスタムの出来は8割程度で、できればもう少し走りに余裕をもたせたいということ。趣味はクルマとゴルフ、そして筋トレ。4人のお子さんをもつ優しいパパでもある。

ようやく出会えた乗り続けたい一台

 BMW、アウディ、ベンツ、そしてポルシェとこれまで様々な外車を乗り継いできた勅使川原さんが“ずっと乗り続けたいクルマ”として出会ったのが現在のクラシックミニ。8年前に手に入れたほぼノーマル状態のジョンクーパーミニを自身の好みとこだわりを元にコツコツとカスタマイズして、現在のスタイルを完成させた。

「このクルマは、家族で乗るクルマとは別に自分が無理せずに楽しめるクルマを探していたときに、先輩がこれと同じ車種に乗っていて、その走りを体感させてくれたんですよね。それが本当に衝撃的で、さらに外装や内装のデザインや質感も良くて、すぐにコレを買おうと決めました!」。

 そんな溺愛しているミニのお気に入りポイントは、ブルーのボディのアクセントとして映える白いサークルペイントとレトロなメーターや時計等をフロントに多数配したインパネ、そして気分で簡単に替えることができるフォグランプ。

「カッコ可愛い感じが自分の理想。走りはもちろん、眺めるのもカスタムを考えるのも楽しいから全然飽きることがなく本当にこのクルマに出会えてラッキーでした。子どもたちも好きみたいで、いつの日か自分が乗りたいと言ってもらえたら嬉しいし、乗り続ける甲斐もありますよね」

 と勅使川原さんは笑顔。是非このカッコ可愛い“ドラえもん風ミニ”を未来へと引き継いでいって欲しい!

1994 JOHN COOPER 1.3i
2016年に手に入れた1993年式のジョンクーパー。元々はオーバーフェンダースタイルだったものをオーナー好みのスポーティなスタイルへとカスタマイズ。外装はサークルペイント、また内装は多くのメーターを備えるスポーティなインパネが特徴となっている。

外観の一番のお気に入りは気分によって付け替えて楽しむことができるフォグランプ。現在は7インチの大型なものが気分だといい、以前はドラえもんの鈴風なイエローのものをつけていたという。

内装の一番のこだわりはメーター周りで、元々はセンターメーターのみのシンプルさだったものをクラシックなメーターや時計で囲み、メカメカしい雰囲気で盛り上げている。

速さと余裕を求めたエンジンチューンやレトロなシート、足元は無骨な鉄チンホイールでまとめられている。

「後ろ姿が画になるクルマって最近の車両だと少ないと思うんですよね」と勅使川原さん。確かに可愛らしい雰囲気とともにクラシカルな佇まいが独特の存在感を放っている。

ボンネットのサークルやロゴ、そして存在感を与える大きめのフォグランプとこだわりのグリルバッジによって、勅使川原さんの個性を主張するフロントマスクが作り上げられている。

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