

キーワードはフェーズフリー「日常使える防災グッズ」
阪神大震災から30年、その間も日本列島は多くの災害に見舞われてきた。今後も起こるであろう災禍に対して、われわれができるのは備えておくこと。そこで、日常とそのときを分けることなく使える防災用品をお届けする。

平時と非常時、ふたつのフェーズで役立つアイテム
フェーズフリーとは身のまわりにあるモノやサービスを、日常はもちろん、非常時にも役立つようにデザインしようという考え方のこと。防災用品のほとんどは、普段は押し入れにしまっていて、非常時のみに取り出して使うものになっているが、フェーズフリーの製品は日常の生活で便利に活用できるのはもちろん、非常時のもしもの際にも役立つ製品やサービス、アイデアになっている(一般社団法人フェーズフリー協会による)。現在、さまざまな分野からフェーズフリーに考慮した製品が誕生している。

アートとして楽しめるトイレ処理セット

災害でひとたび停電や断水が起こるとトイレが使えなくなってしまう。そんなときのためにトイレを備蓄しておくことも大切なのだ。この「アートトワレ」は、その名の通り普段はトイレに飾るアートとして楽しめて、じつは中に5回分のトイレ処理セットが収納されている。



アートはイラストや写真、パターン画など、約50種類を用意。

問 まいにち ☎072-438-7358

普段はクッションとしてリラックス、非常時は寝袋で快適睡眠


避難所なり、車中なり、災害時では安心して眠ることのできる環境の確保が大切だ。そんなときに便利なのがこのアイテム。普段はクッションとしてソファーやクルマのシートで利用するから、いざというときに持ち出しやすい。クッションを広げると寝袋に変身するので、最低限のプライベート空間を確保しながら就寝できる。寝袋サイズは全長200×幅80㎝。
問 ドリームお客様相談室 0120-559-553

停電するとLEDライトが周囲を照らすコンセントタップ

3つの差し込み口が付いたコンセントタップ。停電になると自動的にLEDライトが点灯して、暗闇の中でも周囲を明るく照らし、コンセントから取り外せば非常時の携帯灯としても活躍してくれる。モードを設定すれば普段は寝室や廊下の常夜灯として、日常的な使用も可能だ。2段回調光機能付きで、点灯時間は強で約6時間、弱なら約60時間。


万一のときには本体をコンセントから取り外して、携帯灯として使うことができる。
問 トップランド ☎0547-35-7440

暗闇の中でも安全な避難をサポートするライト付きルームシューズ


普段は室内履きとして、災害時にはそのまま外に避難できる高機能ルームシューズ。たとえ夜中に地震が起きても、履けばLEDライトが点灯し足元を照らしてくれるから、障害物などを回避しながらの避難が可能。頑丈なアッパーとソールを採用するため、落下物があっても足先を保護し、割れたガラスなどの踏み抜きも防止してくれる。蓄光テープ付き。
問 ドリームお客様相談室 0120-559-553
