2025年4月13日(日)大阪・関西万博スタート。直前の国内外パビリオンエリアと、天空の「大屋根リング」歩いてみた!大阪・関西万博は、開催前から凄かった・・・

提供:2025年日本国際博覧会協会

1970年アジア初の大阪万博(3月15日~9月13日)のテーマは「人類の進歩と調和」。2005年21世紀初の愛知万博(3月25日~9月25日)のテーマは「自然の叡智」。そして、日本で3回目の開催となる「2025年日本国際博覧会」(以下大阪・関西万博)は2025年4月13日から10月13日までの184日間、大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)で開催される。大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。色々な情報が飛び交う開催前、急ピッチで工事、完成、仕上げが進む大阪・関西万博会場を、2025日本国際博覧会協会広報部永田さんの案内で、会場内歩いて、目で見て、聞いて、匂いを感じてきたぞ!

アクセス抜群 大阪・関西万博会場「夢洲(ゆめしま)駅」

大阪の中心を突き抜ける大阪メトロ中央線。2023年6月に運行を開始した400系は、2024年にローレル賞を受賞している車両。大阪・関西万博にふさわしい、ワクワク楽しい宇宙船がイメージ。

大阪・関西万博開催前、最終の調整が行われている「夢洲駅」。2025年1月19日に延伸された大阪メトロ中央線の終点夢洲駅は最新の設備と、多くの来場者の為に、改札もコンコースも広く造られている。駅付設のトイレは、男性トイレ・女性トイレ、日本初の試みのオールジェンダートイレ(完全個室型)が設けられている国際的な駅。すべてが新しい夢洲駅! 改札をくぐれば大阪・関西万博「東ゲート」はすぐ目の前。

※東京品川から東海道新幹線、新大阪経由、大阪メトロ御堂筋線、本町乗換、大阪メトロ中央線で夢洲まで約3時間10分

大阪関西万博会場は約155ヘクタール(約1550000㎡)

提供:2025年日本国際博覧会協会

2025年の大阪・関西万博の敷地面積は約155ヘクタール。甲子園球場(約3.85ヘクタール)の約40倍、海遊館(約3.1ヘクタール)の約50倍、東西約2.5~3キロメートル南北約1.5~2キロメートル※1の敷地内に、万博の象徴「大屋根リング」を中心に、国内外合わせて約182のパビリオン、参加国数158ヵ国※2・地域、 7国際機関が参加。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づき、各国が独自の展示を行う予定だ。また、約100店舗の飲食施設が設置されフードコート、レストラン、ファストフード、カフェなど、世界各国の料理や未来の食文化を体験できるメニューが出てくる予定だ。

※1.夢洲は人工島であり、形状が不規則なため正確な距離を測るのは難しい
※2.2025/2/13最新

世界最大の木造建築「大屋根リング」

ゲートをくぐり最初にドーンと目に入ってくるのが、大阪・関西万博のシンボルである「大屋根リング」。2025年3月4日にギネス世界記録に認定。設計者は、建築家藤本壮介氏。藤本氏のデザインには、日本の伝統的な木造建築技術と現代的な建築手法の融合が取り入れられ、「多様でありながら、ひとつ」を具現化。全周約2km、内径約615m、外径約675m、高さ約内側12m・外側は約20m、建築面積61,035.55㎡、使用木材国産木材(スギ、ヒノキ)が約7割、外国産木材が約3割だ。雨風を防ぐだけでなく、展望台やイベント広場としても活用される予定。また、リングの上を歩く「スカイウォーク」がなんといっても2025大阪・関西万博の醍醐味。色々な情報ソースをみて、形状は知っていたが、実際この巨大な建造物が目の前現れると、その迫力は想像を超え度肝を抜かれる!

これが「伝統的な木造建築技術」

大屋根リングを完成させた貫工法(ぬきこうほう)。日本の伝統的な木造建築技術。京都・清水寺の清水の舞台にも用いられている伝統工法だ。大阪万博では、貫工法を基に設計、木材を組み合わせて構造を形成、安全性を高めるために一部で金属部品(ボルトやナット)も使用されている。建築部材を地上でユニット化し、組み立てた後に吊り上げる方を採用することにより、施工効率が向上、そして何よりも安全性を確保している。

※貫工法:木造建築の補修や耐震補強で、柱と柱の間に「貫」と呼ばれる部材を挿入し、全体の耐久性や剛性を高める工法

急ピッチで完成を目指すパビリオン

東ゲートから大屋根リングの下を進むと円外側、内側のパビリオンを見ながら歩くことができる。開催直前、各パビリオンは急ピッチで最終の仕上げを行っている。建設施工スタッフも多数いるため撮影は限られるが、いくつかパビリオンはカメラに収めることができた。

©YOSHIMOTO ©WHY

よしもと waraii myraii館
「こころとからだの健康につながる、笑いのチカラ」をテーマに、万博でいちばん笑い声が響くパビリオンを目指す。

くら寿司
大使館お墨付きの各国料理70種類以上を回転寿司風にアレンジ。SDGsに取り組むメニュー満載だ。

未来の都市
15のアトラクションで未来体験が出来る
休憩エリア
独創的なデザインの休憩エリア。頭上のモニュメントに注目だ。

デザイナーズWC
若手建築家が設計した「デザイナーズトイレ」。これらのトイレは、会場内に設置される40か所の公衆トイレのうち8か所を占める

水の祭典会場「ウォータープラザ」

大阪・関西万博では、「ウォータープラザ」が注目のスポット。このエリアは、壮大な水上ショー「アオと夜の虹のパレード」が開催される予定になっている。ショーは、幅約200メートル、奥行き約60メートルの巨大な舞台空間で行われ、約300基の噴水や照明、レーザーなどを駆使して幻想的な演出が繰り広げられる予定だ。また、舞台の中心には「ウォーターカスケード」と呼ばれる高さ約18メートルの水のスクリーンが設置され、映像が投影される。ショーは毎晩日没後に2回行われ、訪れる人々に感動的な体験を与えてくれるはずだ。

いのちのパーク シグネチャーエリア

シグネチャーエリアは、ウォータープラザに隣接する、万博会場の中心に位置する注目されるエリア。このエリアには、8人のプロデューサーが手掛けた「シグネチャーパビリオン」が設置されていて、それぞれが「いのち」をテーマにした独自の体験を提供する。

地上エリアから、いよいよ大屋根リングへ!!

万博会場を360度見渡せることが出来る大屋根リング。開催中は、階段、エスカレーター、エレベーターで昇ることが出来る。今回は階段だ。高さ12メートルまで一気にかけ上ればそこは大阪の都市部、対岸に見える和歌山県、また六甲、神戸の街全体が見える。もちろん、歩いてきたパビリオン会場内も、ドローンを飛ばしてその画像を見ているかのような景色を見ることが出来る。

ウォータープラザ・シグネチャーパビリオンの位置も一目瞭然

急ピッチで工事が進む海外パビリオン群

4月13日(日)が待ち遠しい大阪・関西万博

全周約2km、内径約615m、外径約675m、高さ約内側12m(外側約20m)、天空のスカイウォークを歩いてみた。その開放感200%の景色は海外パビリオン、国内パビリオンからなる万博会場内はもちろんのこと、天気が良ければ関西エリアを一望できる。遊歩道の外側には草花が植え込まれ、開催期間中季節の花が咲き乱れるのだろう。4月13日 (日)からは、「天空のスカイウォーク」の入場制限1万5千人にする案が上がっているが、安全面を考慮しても得策だと考える。もしかするとそれでも少し多いのかもしれない。

EXPOアリーナ「Matsuri」

EXPOアリーナは、大阪・関西万博の会場内で注目される施設。アリーナでは、未来社会をテーマにしたイベントやライブパフォーマンスが予定されており、最新の技術を駆使したエンターテイメントが楽しめる場となる。設計には持続可能性が考慮されており、環境に配慮した素材やエネルギー効率の高い設備が導入されています。これにより、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現できる場所だ。4月13日(日)開催初日は「Ado OPENING SPECIAL LIVE」が予定されている。

2025年4月13日(日)から10月13日(祝月)までの184日間が始まる大阪・関西万博。今回の目玉はなに?毎日情報が飛び交う中、目玉トピックスは実際に行って体験して自分で決めるのが一番だ。次回行くときはすべてが完成して活気に満ちているだろう万博。

もう一度行きたくなる「2025大阪・関西万博」

公益社団法人
2025年日本国際博覧会協会
永田 剛士さん

大阪・関西万博を成功に導く永田さん。この広い万博会場も、永田さんのきめ細かなアドバイスで主要ポイントを外すことはなく見る事ができた。大阪・関西万博は素晴らしいものになるだろう!

大阪・関西万博
EXPO2025
OSAKA,KANSAI,JAPAN

  • 昭和‐平成‐令和とグルメからファッション、ペット(猫専門)まで幅広いジャンルの情報誌を手掛ける。現在は、執筆の傍ら全国地域活性化事業の一環で、観光・地方に眠るお宝(ギアもの)ご当地グルメを全国旅取材する日々。趣味は街ネタ散歩とご当地食べ歩き。自宅は猫様の快適部屋を目指し、日々こつこつ猫部屋を造作中!!

関連記事一覧