3月12日(金)~16日(火)の5日間、松屋銀座の地下1階食品催場でスペシャルなコッペパンが発売になります。なんと、銀座の有名店の味を、同じく銀座の老舗パン店「銀座木村家」のコッペパンにサンドした“奇跡のコッペパン”! どんなお店の、どんな味がコッペパンとして登場するか、ご紹介します。
今回のコッペパンは、その名も「GINZAで繋がるコッペパン」。銀座の8つの名店の看板商品をサンドした、今回だけのスペシャル&オリジナルです。この夢のようなコラボコッペが実現した裏には、「銀座もの繋ぎプロジェクト」がありました。
銀座といえば有名店や老舗が並ぶ街。でも、コロナ禍の今、観光客が激減し、銀座を訪れる人の数も以前より少なくなってきました。そんな活気を失った銀座の街を元気づけようと、2020年4月に老舗和菓子店「木挽町よしや」3代目斉藤大地さんが始めたのが「銀座もの繋ぎプロジェクト」です。物々交換を通して参加店の魅力を発信するという取り組みで、その活動を知った多くの人から銀座にエールが届き、街の人たちの繋がりを深めていきました。
その中に松屋銀座も加わっていて、実は12月には「もの繋ぎプロジェクト展」を開催したり、2021年の初売りでコラボ福袋を販売したり、バレンタイン期間中に銀座の街の回遊施策を実施するなど、プロジェクトと共に銀座の魅力を発信していました。
そして、今回、「銀座もの繋ぎプロジェクト」に参加している店舗の中から、9店と一緒に「GINZAで繋がるコッペパン」を実現させました。コッペパンは「銀座木村家」のもので、看板商品のあんぱんにも使われている酒種を使っています。ほんのり甘く、ふわふわした食感。そのまま食べてもかなり美味しいのですが、そこに名店の味を合わせるのですから、これはもう贅の極み。
コッペパンは全部で7種。まずは、「木挽町よしや『あんこ』×BAR yu-nagi『やよいひめいちご』コッペ」(¥594)。「木挽町よしや」は1922年創業の老舗和菓子店。「銀座もの繋ぎプロジェクト」の発起人でもある斉藤大地さんのお店です。今回使用するあんこは、最高級北海道十勝産あずきを使った甘さ控えめ。それに合わせるのが、「BAR yu-nagi」の店主が目利きした茨城産「やよいひめ」といういちごです。「BAR yu-nagi」は野菜や果物を使ったカクテルが名物のバーで、店主は元JA職員ということもあり、そのお眼鏡にかなったいちごとの組み合わせは絶品です。
「銀座ウエスト ベルガモットクリームコッペ」(¥648)は、人気のバタークリームを使ったスイーツ系コッペパン。1947年創業の「銀座ウエスト」が手掛けています。バタークリームがとても軽やかで、高知県産ベルガモットと栗を合わせたクリームは今回のために開発されたもの。カラメルとクルミのクロッカントが食感を加えています。パン生地との相性も抜群。
もう一つ、スイーツ系は「ピエス・モンテ りんごのコンポート&カスタードコッペ」(¥648)。先代が銀座の幻の老舗洋菓子店から独立し、1987年に創業したお店。今回のコッペパンでは看板商品のアップルパイとシュークリームをアレンジしました。食感も感じられるりんごのコンポートは甘酸っぱさが感じられ、プリンのような濃厚さとコクがあるのにしつこくないカスタードとベストマッチ。デザートとして確立されています。
甘いものが苦手という人には、お食事系のコッペパンがおすすめ。まず、1931年に北大路魯山人の元で修業した初代が独立して創業したという名店が作る「割烹中嶋 割烹のローストビーフコッペ」(¥702)。後述する「銀座吉澤」で厳選した上質の和牛を低温でじっくり火入れし、旨みを閉じ込めたローストビーフを使用。和牛の旨みを引き出す特製ソースがとにかく美味しくて、アクセントに入っている柚子胡椒がポイント。この組み合わせは本当にハマります。
1895年創業の日本初の洋食店「煉瓦亭」も参加しています。「煉瓦亭 ナポリタンコッペ」(¥594)は、大正期からお店で提供されているナポリタンを酒種コッペパンに合うようにアレンジしてサンド。しっかりめの味付けにはなっていますが、「煉瓦亭」の味は健在。ナポリタン×コッペパンという、一見シンプルで素朴な組み合わせですが、「銀座の街が作るとこうなるのか!」と唸る一品。銀座、そして、老舗、恐るべし。
1924年に精肉店として創業した「銀座吉澤」が手掛けるのが、「銀座吉澤 すき焼きコッペ」(¥702)。肉の目利きが手掛けるすき焼きを、今回のために特別にアレンジ。自家製割下で味付けた卵を1個、スライスしてトッピングしていて、“映え”も意識。すき焼きだけで十二分に美味しいのに、卵が入るとなぜかお得感もあって華やかさも加わります。割下が少しパンに染みて、これがまた美味しい! すき焼きってご飯に合うだけじゃないんですね。
フランス料理からイタリア料理、懐石料理、中華料理まで、各レストランがそろう名店「三笠会館」。1925年の創業以来、様々なメニューを提供してきた同店は、元祖といわれる名物の鶏の唐揚げで「三笠会館 唐揚げコッペ」(¥594)を提供。ジューシーな鶏肉にサクサクの衣は、絶対王者の味わい。そこに特製のタルタルソースがかかっていて、これがまた美味し過ぎる。タルタルソースだけでも一つの料理と言えるぐらいなのに、唐揚げと組み合わせてしまったら、もう……(言葉になりません)。
これだけのバラエティに富んだ“中身”を包み込んでくれる「銀座木村家」のコッペパンもすごい。今やコッペパンもかなりの進化をしていて、一昔前のちょっとパサッとした感じや飲み物が欲しくなるとい印象は払拭されていますが、そのままでも美味しいのはなかなかないですよね。ほんのり甘くて、柔らかくて、「銀座木村家のコッペパン」なのに、甘い具材も惣菜系の具材も、クリームもソースも、サンドしたもののバランスを取っているのに驚かされます。ちなみに、コッペパンは銀座木村家で購入できるので、自宅でもいろいろ試してみたくなりますね。
とにかく、どれを取っても、何を食べても、どの順番でも、幸せなラインナップ。美味しいものを食べると、幸せになれるといいますが、これらの前でどれにしようかと悩むのもまた幸せです。今回は、コッペパンの“中身”は各店が銀座の自分たちの店舗で調理をし、できたてを松屋銀座に運んでくるそうです。絶対大変なのに、「できたて、作りたてを食べて欲しい」という、名店の心意気もすごいですよね。
5日間だけのスペシャルなコッペパン。これを逃すと次に出会えることはないかもしれない“奇跡のコッペパン”。パン好きも。スイーツ好きも、各名店の常連さんもはじめましてさんも、銀座の街を応援したい人も、とにかくたくさんの人に食べて欲しいコッペパン。コッペパンの概念を変えてくれる、ごちそうです。
■銀座もの繋ぎプロジェクト×松屋銀座×銀座木村家「GINZAで繋がるコッペパン」
期間:3月12日(金)~16日(火)
場所:松屋銀座地下1階食品催場
参加店:銀座木村家/木挽町よしや/BAR yu-nagi/銀座ウエスト/割烹中嶋/煉瓦亭/ピエス・モンテ/銀座吉澤/三笠会館
特典 ①購入者には「銀座もの繋ぎMAP」をプレゼント
②税込¥1000以上購入で「銀座もの繋ぎプロジェクト特製マスクケース」をプレゼント