コロナ禍で外食業界には様々な変化がありました。飲食店はもちろん、そこに素材を提供している生産者の方々にも大きな影響を与えています。「ひょうたんや」で提供する近江牛もそのひとつ。そんな状況を知り、近江牛を少しでも多く仕入れて販売し、近江牛について多くの人に知ってもらいたいと新たな挑戦を決意したそう。
ところで、そもそも“近江牛”ってご存知でしょうか? 近江牛は日本三大和牛の一つに数えられ、中でも最も歴史が古く、江戸時代から食べられているといわれています。江戸時代、近江の国(現在の滋賀県)の北部を統治していた彦根藩は、近江牛を味噌漬けにしたものを養生薬として徳川将軍家に納めていたそうです。そんな歴史のある近江牛ですが、関東ではあまり知られていないのが現状。「ひょうたんや」はこの事実にも一石を投じたいと考えているのです。
そして、今回登場したのが「Art Beef Gallery」。名前を聞いただけでは、何のことかわからないかもしれません。ですが、その名の通り、牛肉(近江牛)のアートなんです。今回のプロジェクトでは、近江牛の赤身に着目。きめ細かいサシが全体に入った鮮やかな赤が映える、サシがバランスよく入った近江牛の赤身をアートとして見せることに行きつきました。
クリエイター集団「面白法人カヤック」とタッグを組み、江戸時代初期に成立した浮世絵を、“芸術品級”と称されるA5ランクの近江牛で表現した、アーティスティックな商品が誕生しました。葛飾北斎の「富嶽三十六景 凱風快晴(赤富士)」をモチーフにした、まさに食べられるアートです。
近江牛の赤身を生かした浮世絵ですが、発送時は冷凍で届くため、24時間冷蔵庫で解凍し、食べる直前30分常温に置くと、より、近江牛の美しさと味わいが堪能できるそう。しかもたっぷり700g入っているので、家族で食卓を囲むときにも十分な量。記念日やハレの日などにお取り寄せしたり、親しい人へのギフトとしてもおすすめです。
A5近江牛のもも肉などの赤身肉は柔らかく、旨みが凝縮されています。焼肉などにちょうどいいサイズにカットされているので、ホットプレートやフライパンで焼くだけ。ボリュームある内容量のため、おなかいっぱい食べても少量残ることも。翌日もまた焼肉にするのもいいですが、近江牛の特徴を生かした美味しい食べ方をお店の方に教えていただきました。
お鍋に市販のすき焼きのたれか、なければめんつゆを入れ、希釈タイプは指定の通りに水を足して、カットした豆腐とねぎに火が通るまで煮ます。その間に近江牛に片栗粉を絡め、余分な粉をはたいて、鍋に入れてひと煮立ちさせれば完成。火を通し過ぎると肉が硬くなってしまうので、肉の色が変わる程度でいいそう。とっても上品な一品になります。
「Art Beef Gallery」の第一弾として登場した「富嶽三十六景 凱風快晴(赤富士)」は、現在予約受け付け中。予約分は7月10日(土)から発送で、その後は注文から2、3日で発送されるそう。サマーギフトや、帰省できないときの挨拶代わりなどにもいいですね。数量限定での販売のため、ぜひ食べてみたい、大切な人に贈りたいという人は早めに予約することをおすすめします。
ただ、「Art Beef Gallery」は今後も継続予定で、“赤富士”以外のアートで販売するそうなので、もし売り切れてしまったり、記念日やハレの日が控えている人は、新アートを期待してもいいかもしれませんね。美味しい近江牛に味だけではない付加価値を与えた「Art Beef Gallery」。新しいギフトの形としてもぜひチェックしてみてください。
■「Art Beef Gallery富嶽三十六景 凱風快晴(赤富士)」
内容量:A5近江牛赤身肉700g
賞味期限:冷凍状態で3週間
価格:13,000円※送料別
URL:https://hitotema.shop/art-beef-gallery/
問い合わせ:0748-33-5551