GetNavi×monoマガジン編集長コラボ取材!ヒットスコープ第5回
「いまさら電子レンジ」にヒットの予感!
シロカが敢えて電子レンジを作るワケ

皆さんもお心当たりがあると思いますが、電子レンジでの魚の解凍はヒジョーに難しい。むろん解凍することはできるが、ドリップ(ウマミ)が逃げてしまった、やりすぎてツナになってしまった(涙)、など、失敗の記憶はおもちのはず。なるほどこのお悩み一点突破が達成できればチャームポイントになる。つまり“いま頃の電子レンジ参入でも戦える”ことになります。

ではどうすれば「美味解凍」ができるのでしょうか。どうやらヒケツは出力調節のようです。

「今回の商品のプライスゾーン(実売1.5~2.0万円クラス)の電子レンジの多くは出力500W、600Wです。むろんそれらも100W、200Wといった低出力モードを備えていますが、その出力調整の実態は“高出力を断続的にかけた平均値”で、実態としては瞬間的に500Wのマイクロウェーブを発生しているワケです。食材の立場(?)からすると、いきなり強いダメージを受けるワケでして、しかもマイクロウェーブは溶けはじめた箇所に力が集まるため、解凍ムラや変色を引き起こしやすくなるのです」

なるほど! そこでシロカとしては、低出力でじっくり温める方法としたのですね。

「はい、これを「やさしさ解凍」と名付けました。出力は100W相当、200W相当、500W、600W、900Wの5段階で、低出力はピーク300Wとして100W相当、200W相当運転を実現しています。もちろん高出力機よりは解凍時間がかかりますが、美味しいならいいでしょう? ではまずはマグロの赤身を解凍しましょう」

シロカではまず「モード③解凍」を押し、刺身の重さを設定。そしてスタートを押すと「7分47秒」からカウントダウンが始まりました。

運転中、庫内は白色LEDが点灯する。ちょっと暗いかも!?

……注目の仕上がりはというと、なるほど! 全体にしんなりと、しかしクールさはキープ。ドリップも少なめです。「もうちょい強くかけてもいいかな」という気もしますが?

次のページ:「いただきます!」のタイミングで仕上がり100%になるイメージとは・・・

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  • 元・モノ・マガジン&モノ・マガジンWEB編集長。 1970年生まれ。日本おもちゃ大賞審査員。バイク遍歴とかオーディオ遍歴とか書いてくと大変なことになるので割愛。昭和の団地好き。好きなバンドはイエローマジックオーケストラとグラスバレー。好きな映画は『1999年の夏休み』。WEB同様、モノ・マガジン編集部が日々更新しているFacebook記事も、シェア、いいね!をお願いします。@monomagazine1982 でみつけてね!

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